こうしたお悩みにお答えします。
営業って、社内の人はもちろんですが、一番の接点でありかつ重要である顧客からの連絡がたくさんありますよね。
有給休暇とりたいけど、とってもなんだか気が休まらないし、メールも電話もたくさん来るのでなんだか休んだ気がしないですね。
世の中には、そういった事に対して、何の悪気も無ければ、「営業なんだから当たり前だろ。働けよ。」みたいなマインドを持っている人もたくさんいます。
ここでは、営業は休めないなという辛い思いをお持ちのあなたに、実際営業を経験してきた私からお届けするアドバイスについて書いていきます。
営業という仕事って休めなくて嫌だなと思っているのでしたら、是非読み進めてみてください。
解決策も記載してます。
では参りましょう。
営業やっていると休めない状況を打破するには
営業していると休めない状況を打破するには以下のポイントが重要です。
割り切るしかない
休む事を社内外に分かるようにしておく
有休の翌日は余裕を持ったスケジュールにする
順番に詳しく見ていきましょう。
割り切るしかない
シンプルかつ大胆ですが、割り切って休むのが、ベストです。
休んだところで、意外と大丈夫ですし、もし何か問題が起こったり、レスポンスが遅れても、休み明けに対応すれば、たいていのことは問題ありません。
実際私も、色々不安でしたし、休んでいるのにメールチェックしたり等してましたが、割り切って有給休暇をとって休んで見たところ、別に問題は無かったです。
ある時は、クレーム真っただ中でも旅行で休んだこともありますが、休み明けの対応で大丈夫だった経験があります。
1週間や2週間休むとなると大変ですし、その不在期間は誰かに対応いただくよう依頼が必要ですが、1日や2日くらいなら意外と大丈夫です。
休む事を社内外に分かるようにしておく
あなたが休みであることを、社内だけではなく、顧客にも明確に分かるようにしておくことで、休めないという状態は、かなり回避できます。
社内の人向けには、予定表に有給休暇と記載しておけば、仕事を振られたり、会議を突っ込まれたりすることはありません。
この日の有給休暇ずらせない?とか聞かれることもありますが、無理ですと突っぱねてOKです。
ずらせるならずらしても良いと思いますが、旅行とかデートとかであればそうはいきませんから、ハッキリつっぱねましょう。
また、顧客に対してもしっかりと明言しておくことが重要です。
とはいえ全ての取引先に伝えることはできませんから、メールの自動応答設定をしておいて、休みの期間を書いておけばよいです。
有給休暇ですとは、言わなくても良いです。不在にしていますとかでOKです。休みですって書いていると、「営業の癖に休みやがって」とか「こっちは仕事しているのに休みやがって」みたいに思う人が必ず居ます。
なので、不在という表現にしておけば、休みとは書いていないので、後々何か文句を言われることもありません。
メールの自動応答には、休みが明ける日、つまり次の出社日を書いて、その日に連絡しますなどとしておけばよいです。
有給休暇の翌日は余裕を持ったスケジュール
営業やってきた経験上、営業の仕事はかなり俗人的なので、誰かが代わりにやってくれているとかいうのは、あまり無いです。
なので、休んだけど仕事量は減らないという事になりますから、休み明けの日は、あまり予定やアポを詰め込まないようにして、余裕を持ったスケジュールにしておきましょう。
そうすることで、休み中にたまった仕事を片付けて早いうちに平常運転に戻れます。
休み明けもアポをいつも通り詰め込むと、有休のうちに来た仕事をこなしきれないとかになってしまいます。
営業はぶっちゃけなかなか休めない
しかしながら、営業は、ぶっちゃけなかなか休めないのが実態です。正確には、有給休暇は取れるけど、それは表向きだけで、実態は休めてないって感じです。
実態は休めないことが多い
上記で色々と対策を書きましたが、いわばすべてきれいごとで、ぶっちゃけ現場としては休めないことが多いです。
正確に言えば、有給休暇取って休んでいることになっているけれど、実際は仕事していたり、メール返信したり電話に出たりしているということです。
いや、そうせざるを得ない訳です。
取引先はあなたの携帯番号に連絡するでしょうし、メールアドレスに連絡してきます。
上司や代わりに対応してくれる人までアドレスを入れたりしませんから、結局あなたが対応しないといけないです。
いくら休みの予定を入れていたり、顧客へ不在の通知をしていても、特に大口の取引先であれば、返事が翌日にしか来ない事を悪く評価するような担当者も居ます。
こうした実態から、有給休暇を取っていても、丸一日完全に仕事から離れる事は出来ず、少なからず仕事をしなくてはいけないというのが、営業の宿命とも言えます。
休んでも気が休まらない
営業をしていると、常に売上ノルマや取引先のことや対応中の件が頭に残ってしまい、十分に休まらないことが多いです。
そういえばあの件、対応忘れてた、なんて思い出してしまったら、もう有給休暇を取っていても気が気ではなく、予定切り上げて早く帰ってチャックしたくなるくらいです。
ワーカホリックと言っても過言ではないです。
また、携帯に着信が来たり、取引先から何かしらの相談や依頼の連絡があったりすると、どうしても気になってしまって、気が休まりません。
このように、有給休暇を割り切って取っても、なかなか割り切れないのが営業の仕事です。
みんな有給休暇を捨てている
本当は良くないですが、リアルな実態だと、営業の多くの人は有給休暇を捨てています。
正確に言うと、消化しきれない有給休暇が消滅してしまっているのです。
有給休暇は、会社によって多少違いますが、ある程度期限が来ると権利が消滅します。
会社によっては消化しきれなかった分を繰り越せるなどの制度があるのですが、繰り越して貯められる有給休暇日数の上限があったりするので、結局捨てないといけないのです。
事実、私も何日も有給休暇を捨てざるを得ない感じになり、実際捨てたというか消化できなくて消滅させたことは、数えきれないくらいあります。
年間だいたい20日分くらい有給休暇があるのですが、半分消化出来たら良い方です。
その半分もお盆休みや年末年始等で取引先に合わせて取得しますから、それ以外のところでは殆ど有給休暇を使えていない感じです。
休みたいけど休めない→有休が溜まるけど使えない→捨てる、という何も良いものがない無限ループになってしまっています。
営業はなかなか犠牲の多い仕事です。
営業で休めない事に不満を感じるがどうする?
休む努力をする
休みために努力するって、本末転倒な気がしますが、まずは休む努力をしてみてください。
前述した、割り切りや社内外への有給休暇の明確な通知などを駆使して、まずは有給休暇をしっかりと取り、休むようにしてみてください。
やってみると意外にスムースに休めることが多いです。
誰も代わりにやってくれないし、メールなんて何百件と届いていて、目を通すだけでも時間かかりますから、仕事は溜まります。
とはいえ、あなたがコントロール出来る範囲でなんとか努力すれば、ある程度、有給休暇を取りしっかりと休むことが出来るようになります。
顧客が、「営業が休むなど何様だ」みたいな態度なら担当変えてもらえばいいですし、休んで何が悪いんだくらいの気持ちを持つのも重要です。
休めないなら仕事を変える事も検討を
しかしながら、割り切って休めて、顧客に偉そうに言えるくらいなら、休んでるよって声が聞こえてきそうですが、まさにその通りと思います。
なので、有給休暇をとれない仕事なんてのは、正直、良くないです。
営業の仕事って、取引先のために粉骨砕身って感じで、休むなんてもってのほかみたいな感じがあります。
実際私も割り切って休むなでは、有給休暇をとっているけれど実際は半日くらい仕事しているとか、旅行に行っていてもスマホでメールチェックや着信来たら電話出たりとかしてしまっています。
そうしないと罪悪感すらあるような心理状態になります。
こうした営業の仕事の実態に不満を感じていたり、休みがとれないことが当たり前となっている営業に嫌気がさしているのでしたら、もう営業の仕事から逃げた方が良いです。
あと何十年もそんな働き方をしたいかどうかで言うと、したくないと思います。
営業の仕事から離れる事は何歳でも大丈夫ですし、方法としてはいくつもあります。
実際私が、40歳手前で営業の仕事から離れることが出来たのですから。
是非検討して下さい。実際、営業から逃げたいと思っても、次の仕事決まってからと言う事になると、すぐには実現しないので、今から助走くらい始めておいた方が良いですよ。
まとめ:営業で休めないなら自力で改善しかない
まとめますと、営業は休めないということについて、何とかすれば休みを取る事は可能ですが、実態は、しっかり休むことは出来ないし、むしろ休み取れないケースも多いです。
そうした働き方に不満を感じるようであれば、営業の仕事を続けることは今後大変辛くなるので、営業の仕事を離れる事を検討したほうが良いタイミングと言えます。
方法は色々ありますが、多少時間はかかるので、早めに行動しておくことをおすすめします。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。