こうした疑問にお答えします。
営業辞めたいと思っても、それが正しいのか、辞めて良かったと思えるのかどうか、見えないのは分かっていても不安ですよね。
私も営業を辞めたいと思うものの、その選択が間違っているかもしれない、営業のままの方が良かったかもしれない、と言う不安を感じたことはあります。
が、実際営業を辞めることが出来て感じることは、非常に良かったと思っており、幸せです。
嫌な事、辛い事、ストレスに感じていたこと全て無くなったからです。
経験をもとに解説していきますので参考にしてください。
営業を辞めて幸せに感じた事
売上ノルマを気にしなくていい
一番は、やはり、売上ノルマを気にしなくていいということです。
営業と言えば売上ノルマというのは簡単に連想できますよね。
売上ノルマの無い営業って言うのは、なかなかありません(多少あります)。
いつも売上ノルマを気にして、達成のために、ときに顧客のためにならないものを売ったり、本当の事を言わずに買わせたりなど、時には手段をいとわないようなこともします。
また、プレッシャーもありますよね。
ぶっちゃけ、売上ノルマを達成できなくても別にクビになりませんから、そんな気にしなくて良いのですが、営業の部門そのものが、売上ノルマに非常にシビアになっているので、必達!!と言う雰囲気です。
こうした、精神的にも非常に辛い売上ノルマを気にしなくていいのは、営業を辞めて一番幸せに感じますね。
顧客を意識しなくてよい
顧客を意識しなくてよくなったことも、売上ノルマを気にしなくていいことに匹敵するくらい、幸せなことです。
営業は売上ノルマを最も気にしますが、そのためには、顧客を常に意識して、信頼や関係性を築いていくことが必要です。
そして全て顧客最優先で仕事をしなければなりません。残業や土日の仕事などプライベートも時には犠牲が必要です。
全ては売上ノルマを達成するためです。
営業をやめればこうした顧客の事を一切意識しなくて良いので、非常に楽で幸せです。
全く意識しなくて良いというのは、悪い意味ではなく、営業の仕事として求められる、どんな顧客とも良好な人間関係を築き、それを継続していくという点を全く意識しなくて良いということです。
私はこうした、色んなタイプの人間を長くうまく付き合うのが非常に苦手でしたし、例えばクレームを起こした顧客なんかは二度と行きたくなくなるなど、人間関係の構築が非常にストレスでした。
なので、営業をしているころはとても辛かったし、性に合わないなあと思っていました。
営業を辞めればこうした顧客を意識しなくてよくなります。
残業が減った
営業を辞めて幸せなこと、つづいては残業が減ったことです。
顧客を意識しなくてよい、というのにも関係してくるかもですが、急な短納期の依頼や社内の調整、根回しに時間を取られないので、残業が減ります。
営業をしていると、時に、定時後に依頼が来て回答期限は明日朝イチなんてことがありますよね。
でも、顧客最優先だから、残業なんてお手の物で対応です。
時に、プロジェクトメンバーも残業に巻き込まねばならないなども起こります。
私も何度も深夜まで仕事したことありますし、夜中2時まで仕事して始発で出張なんてこともありました。
体にも心にも良くないです。残業が減るのは幸せなことです。
飲み会が激減した
飲み会が激減したのはとても幸せでした。
私は飲み会が大嫌いなので、営業を辞めて幸せに感じた事のひとつです。
営業は本当に飲み会が好きで、同僚とかプロジェクトメンバーと頻繁に飲みに行きます。
何かあれば、飲み会を企画するという、もはや職業病です。
また、更には顧客との接待もありますから、飲み会が仕事と言っても過言ではありません。
実際私も上司から、
とりあえず飲みに誘えよ
キックオフの後、飲み会を企画しろ
中間報告の後、飲み会をやろう
最終報告の後、飲み会をやろう
と、事あるごとに、飲み会をやれと言われてきました。
接待も営業の仕事ですし上司からの命令であればやるしかないですよね。
嫌いな飲み会を企画して実行するのは、会社のお金とはいえ、それでも苦痛でしたし何の意味も無いので無駄な時間だなと思っていました。
営業を辞めた今、接待はもちろん、飲み会もほとんどないし、リモートワークが基本なので、飲み会が激減して最高です。
有給休暇が心置きなく取れる
営業のころは、有給休暇の日でも心ここにあらず状態でしたが、辞めてからは、心置きなく取れます。
営業をしていると、有給休暇中も、プロジェクトの事が気になってしまったり、顧客からの連絡を受けるために常に携帯を持ち歩いて出られるようにしておくなど、全く気が抜けないという感じでした。
実際、私も、有給休暇の日でも携帯は常に持ち歩いていましたし、時折スマホでメールチェックなんかもしていました。着信があったら必ず出ていました。
出かけていたり、旅行先でもそんな感じでした。しかも、旅行に行っているという事がバレないようにと言うこともしていました。
と言うか、そうしないと、何だか不安になったり、顧客からクレームを受けそうみたいな感じで、被害妄想のような、漠然として不安と戦っていました。
また、顧客からすれば、営業が有給休暇取るなんて!みたいに思う昭和の石頭顧客も未だに多数居ますから、気が抜けません
悪いイメージを持たれてしまうと、売上ノルマに影響して達成できなくなるので、それは避けなくてはいけません。
会社には有休を申請しておきながら、ウラで仕事をしているなんてこともありました。
しかし、営業を辞めてからは、顧客からの連絡は来ません。仕事の連絡も、顧客最優先のときのような、すぐにやらないと大きな影響が出る、と言うことはありません。
本来、有給休暇はこうした、オフの時間のはずですが、営業をやっていると、そうもいきません。
営業を辞めてからは、楽な気持ちで有給休暇が取れます。最高です。
クレームやトラブルに巻き込まれない
営業を辞めることで、クレームやトラブルに巻き込まれることがありません。
営業は、例え自分が悪くなくてプロジェクトメンバーがミスってトラブルを起こしても、頭を下げてお詫びをしなくてはなりません。
さらに、お詫び状や、トラブルに対しては原因追及から再発防止策の報告書作成まで対応しなくてはなりません。
どうせ形式だけのものに膨大な工数と精神的な負担を強いられます。
ビジネスのお詫びは、いわば形だけで、余程の事が無い限り取引継続になります。
ケジメや形だけ、と言う感じなのが実態です。
また、クレームの矛先に立ち、時にはハチの巣状態になるまでボロクソに言われることもあります。
営業を辞めればこうしたクレームやトラブルとは無縁になります。
私もこれが一番嫌で、ストレスもスゴイし、クレームやトラブル起こしたお客さんのところにヘコヘコ行って売り込みとか出来るようなメンタルはありませんでした。
それが無くなったので最高です。
営業を辞めて幸せになれる方法
営業を辞めて幸せになれる方法は、異動、転職、キャリアチェンジの3つがあります。
異動
営業以外の仕事ができるように異動申請をするのは一つの手段です。
待っているだけでは誰もあなたが営業を辞めたいと思っているのは分からないので、ハッキリとした意見を表明した方が良いです。
どういった仕事がしたいか、それはなぜか、と言う点を明確にする必要がありますし、更に、異動希望する部署であなたを含めた人員追加を要望しているか、と言う問題もあります。
人が足りているのに人を追加することは難しいです。
なので、事前に人が足りていない部署をリサーチするなどが必要です。
転職
転職も一つの手段です。
出来れば異動希望と並行して進めた方が良いです。
異動希望は、すぐにサクっと実現しません。理由は以下です。
異動希望先の部署に空きがあること
異動に際して経営会議出の承認が必要な場合時間がかかる(経営会議は頻繁に無い)
あなたの後任を探す時間が必要
全てではありませんが、これらの事項がもととなり、時間を要します。
異動希望したら来月から異動出来るかと言うと、難しく、恐らく最短でも半年とかそんなくらいのスパンです。
転職の方が早い可能性もあります。
転職活動を行う場合は、大手のリクルートエージェントなどで求人を探すのも手ですが、営業の経験を活かしつつも、営業の嫌なところが無いデジタルセールスという職を目指すのも選択肢として持ってみてください。
営業で嫌だなと思う事は、だいたい無いのがデジタルセールスの特徴です。
ぜひ、選択肢のひとつとして考えてみてください。
キャリアチェンジ
転職と同じような内容ですが、キャリアを思い切って変えるという手もあります。
転職で、営業関連の求人しか紹介してもらえなかったり、営業以外でエントリーしても全然選考が通らない等の場合、キャリアを自力で変えるという手段も考えた方が良いです。
具体的にはスキル習得と就職支援がセットになっているものが良いです。
スキル習得したはいいけど働き先が無い、と言うケースは最悪ですが、実際に起こりえます。経験の浅い人を採用するほどリスクを取る会社はあまりありません。
なので、スキル習得と就職がパッケージになっているのが良いです。
職業で言えば、私の経験と仕事からして、WebマーケティングかITエンジニアが良いです。
どちらも未経験から目指せますが、Webマーケティングの方が営業の経験が活かせますね。
初期投資は必要ですが確実に営業を辞めることができ、リモートで営業のようなプレッシャーが無い仕事に就けるなら、それも選択肢として考えてみても良いと思います。
もちろん、投資は出来ないという事ならばそれが答えでもありますから問題ありません。
重要なことは、食わず嫌いのように、選択肢として持つことをしないという事かと思います。
あなたにとってベストだと思える仕事かもしれませんし、投資に値する仕事かもしれません。
見極めまでは費用はかかりませんから、まず選択肢として挙げてみてください。
営業を辞めて幸せになる事は悪でも逃げでもない
営業を辞めて幸せになることは、悪でも逃げでも何でもなく、ベストな選択です。
私も過去そう思ってましたが、仕事って、どんなに辛くてもしんどくても耐えて耐えて、と言う感じですよね。
営業はとくに、辛くてしんどいことが多いです。
なので、うまくマインドチェンジをして、悪でも逃げでもなく、あなたにとって最適な選択をしている、と言う風に思いましょう。
周りはどうしても、辞めることや逃げることに対して批判的な意見を言います。それはある意味妬みです。
あなたのように行動する勇気が無かったり、営業でしか生きていけないという状況だからですね。
周りの意見は、悪や逃げかもしれませんが、勝手に言わせておけばいいです。
あなたの人生です。他人の意見など気にせず、あなたが決めれば良いです。仮にミスったとしても取り返しは出来ます。
と言うか、それはミスではなく次へのステップと考えれば、ミスですらないですね。
まとめ
まとめますと、営業を辞めて幸せだったと思えることは、売上ノルマや顧客の事を気にしなくてよい、接待や飲み会が減ったなどです。
私のとってはどれも苦痛だったので、それらが無くなったのはマジで最高に幸せです。
クレームやトラブルも気にしなくていいですからね。
とはいえ、何もしないでサクサクと営業を辞めれる訳ではありません。
方法は、異動・転職・キャリアチェンジと色々ありますが、まずは行動したり声を上げたり、選択肢として色んな次の仕事を考えてみるなど、トライ&エラーを行っていくことです。
方法はどれでも問題無いので、営業を辞めて幸せになれるにはどうしたら良いか?と言う点で考えてみてください。
結果はついてきますよ。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。