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こうしたお悩みにお答えします。
書類選考で落ちると、経歴とか学歴とかで判断されたのかなって思いますが、面接で落ちると人間性を見極められた上で落ちたと感じてしまい、結構ショック大きいですよね。
しかもそれが続いてしまうと、心が折れそうになります。
が、きちんと準備と対策をし、心得を持っていれば克服できます。
この記事では、転職活動で殆ど面接で落ちることが無かった私の経験を踏まえ、アドバイスをさせていただきますので参考にしてください。
では参りましょう。
書類選考で通るのに面接で落ちる

圧倒的に練習不足(場慣れしてない)
一番面接で落ちる理由は、場慣れてないという点かと思います。
つまりは、圧倒的な面接の練習不足です。
よく考えてみれば分かりますが、年上で、他の会社の知らない人で、しかも結構偉い人(課長とか部長)に自分の事を話するとか、質問されて答えるみたいな、そんなシチュエーションってまず無いですよね。
慣れてない事をいきなりやれと言われて、うまくできるはずありません。
あたふたして慌てる様子を面接官は見抜きますので、それで落ちます。
服装や髪形は本当に大丈夫?
基本中の基本ですが、服装や髪形は本当に大丈夫でしょうか?
スーツがヨレヨレだったりダボダボだったりしてませんか?
ネクタイ緩んだりしてませんか?
髪型はボサボサだったり、チャラかったりしませんか?
髭は剃ってますか?
いやいや当たり前なものばっかりでしょって思うかもしれませんが、こうした点が出来ていない人、私も転職活動中に結構見ました。
仕事と関係ないでしょ、とか、人を見た目で判断するなって思いますが、嫌々残念ながら仕事と関係あるし見た目で判断されます。
そもそも人として嫌悪感や不快感を持たれるのはビジネス以前の問題なので、いくら優秀でも面接で落ちる可能性があります。
外見ではなく中身、とは言いますが、内定もらってからにしましょう。
臨機応変に対応できていないかも
唐突な質問とか、予期せぬ質問を受けたときの対応がうまくできない場合、落ちる可能性があります。
ビジネスでは、臨機応変で柔軟で創造的な対応が求められます。
例えば、私が一番フイを突かれたというか、予想もしなかった質問と私の回答、その後のやり取りがが以下です。
面接官:「ウチの会社、何やっているか理解できた?どう?」
私:「いやーHPや事業内容をYoutubeで検索してみてみましたが、正直イメージがつかなくて、よく理解できませんでした」
面接官:「そうだよなー。普通そうだよなー。まあ気にしなくていいよ。」
結果は、面接通過で、実は最終面接も通過して内定まで行きまして、何を隠そう今働いているIT企業での出来事です。
「よくわかっていません」と言う答えが正解だなんて、思わないですよね。
この時私は、誤魔化しても後々ボロが出るし、かといって全くワカランと言うのも良くないので、色々見て調べてしたけど理解が難しかったという答えにしよう、というのを数秒で考えて出しました。
迷う時間は無く、どう答えるか、そして正直かどうか、と言う点です。
他にも過去の転職面接で、以下のような不意打ちのような質問をされました。
ひたすらコピーばっかり仕事で頼まれたらどうする?
サーフィンの楽しい所を知らない私に説明してみて(履歴書の趣味欄にサーフィンって書いたため聞かれた)
仕事でトラブル起こしたことある?あるいは大きなミスしたことある?
こうした、ある意味瞬発力の要る質疑応答に、臨機応変に対応し、サクッと答えれることは、面接通過に際して重要なファクターです。
いずれもこれなら面接通過!と言える確実な答えはありません。
質問を把握して、いかに明確な理由がある回答が出来るか、という反射神経を見極める感じです。
面接でほぼ落ちなかった私の対策

自己紹介と自己PRは3パターン用意
自己紹介と自己PRは3パターンずつ、計6パターン用意しました。
1分で話す、3分で話す、5分で話す、の3パターンです。
なぜかと言うと、面接時間はマチマチで、自己紹介を1分でお願いします、3分でお願いします、みたいな事は結構あるからです。
その場合、言いたいこと全部言う自己紹介だけしか用意してなかったら、どこを削ってどこを言って・・・と言うのが焦ってしまってできずに、意味不明な自己紹介になります。
また、「えーっと」とか「あのー」とかを多用してしまい、マイナス印象です。
その場で、ハイ!と1分や3分でしゃべれる頭の回転の速さがあれば別ですが、たいがいの人はそんな事できませんので、こうした準備が必要です。
転職の面接ではほぼ落ちなかったし、やはり1分パターンと3分パターンどっちもあったので、焦らず出来た点は評価されたんだろうなと思います。
笑顔を大事に(作り笑顔はダメです)
面接は、無理に笑顔を作る必要は無いですが、とにかく笑顔で話すことが大事です。
作り笑顔や、無駄にニコニコしているのは逆効果で、ふざけている、ニヤついている変なヤツと言うマイナスなイメージを与えてしまいますので注意です。
真剣なまなざしで話すことも大事ですが、時に笑顔になりながら話をすることが大切です。
人間は、感情をたくさん見れる人の事を好印象と感じる傾向があります。
真剣な顔、笑顔、悩む顔など、色々な感情を表情も併せて面接の場で使うことです。
私自身も転職活動の面接では、どうにかして笑うきっかけを作ろうと面接に臨んでました。時に、面接官のアイスブレイクを笑いに持ち込んだりもしました。
ある会社が本社の会社の面接で、たまたまストライプのスーツとシャツを着て来たことに面接官が反応し、「縦と縦ですね」と聞かれたので、「はい、関西出身ですから、タイガースの縦ですね」と返したら爆笑から面接が始まるという事もありました。
その会社は面接を通過して最終的に内定まで至りました。(最終的に給与面の条件合わず辞退しました)
掴みはOKと言う事ではないですが、先述の臨機応変な点とも重複しますが、こうした笑うシチュエーションをうまく作ることで、面接突破できます。
面接官の多くは、働くとなった場合に上司や同僚になる可能性がある人達ですから、「一緒に働きたい」と思わせることが重要です。
ムスッとした人より、表情豊かな人と働きたいですよね。
笑顔は大事です。
見れるもの全て目を通して頭に叩き込む
ホームページ、経営計画、企業の目指すところなど、インターネットで検索して見れるものは全て見て、出来れば頭に叩き込んでおくことです。
質問ありますか?と聞かれた際に、「御社の経営理念は何ですか?」という質問をした時点で、あなたは落ちます。
ホームページに載っていますからね。見たら分かる事をあえて面接の場で聞くことは、マイナス評価以外無いです。
私はこういった類の質問は一切しませんでした。
例えば、以下のような質問をしました。
会社や事業部としては〇〇と言う方針ですが、今回応募した部署ではどうでしょうか?
ある程度権限移譲してくれるような場面で力を発揮できるのですが御社はそういった社風、文化はありますか?
どちらも、ホームページには載っていない、かつ、知っておく事によって、あなたが企業選びをする情報になりますし、実際働く部署や仕事の進め方ってどうかな?という点もクリアになります。
私の場合は2つ目の質問が結構多かったですね。
何もかも承認を取らないと行けないという事よりも、ある程度任せてもらえた方が自由に動いて成果も出せるという風に自己分析していたためです。
逆に、ガチガチに制約がある仕事ならば、力を発揮できないし、ストレスもたまるので嫌になってしまうということもありました。
なので、こうした社風や文化についての質問は結構重要ですし、鋭い質問になる可能性が高いです。
見れるものは全て目を通しておいて、情報が無いけど知りたいことを質問すれば良いのです。
誰でも見れる情報は全て頭に入れておくことで、面接で落ちる確率を下げることが可能です。
面接で落ちないための最重要心得

面接で落ちないための最重要な心得は、以下です。
面接は「選考」ではなく「対話・コミュニケーションの場」です。あなたも企業を選ぶ権利があるので、対話でそれを見極めましょう。
どうしても選考と考えてしまいますので、あなたが選ばれる方と言う感じですが、逆も言えます。あなたが企業を選び見極めるための場でもあります。
なので、選考ではなく、対話やコミュニケーションの場と考えれば少し気が楽になりませんか?
将来一緒に働くかもしれない人と、何だか腹の底を探り合うような会話ではなく、繕ったりしない普段通りのあなたで挑んでください。
もちろん、最低限、自己紹介や自己PRや志望動機は必要ですが、それ以外は雑談でもいいくらいです。
選考だけではない場であることを心得ましょう。
まとめ
まとめますと、書類選考は通るのに面接で落ちるのは、結構基本的なことが出来ていないか、おろそかにしているという可能性があります。
他には、場慣れしていないとか、型にはまった対策しかしていないなど、臨機応変さに欠ける場面があるのも考えられます。
実際の仕事では、マニュアル通りや型にはまったものって言うのが無いケースも多く、問題が起こった時などは、臨機応変な対応はもちろん、頭の回転の速さも求められます。
転職エージェントに相談すればどれも対策が打てますので、しっかりと準備をしておきましょう。
また、面接は対話の場と言う事で、いつも通りのあなたで望むことも重要です。
下手に見繕っても、面接官はプロなのですぐばれてそれで落ちます。
しっかり準備をし、いつも通りのあなたで対話をすれば通過率は上がると思いますので、頑張ってください。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。