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SIerのエンジニアってどんな仕事?【現役SIerが内情を元に解説】

ITエンジニアの中でもWeb系とSIer系みたいなのがあるけど、SIerってどんな仕事するんだろうか?

 

SIerのエンジニアってなんだか長時間労働とかブラックとか聞くんだが、実際のところどうなんだろうか?残業多くてブラックなら避けておきたいしな・・・。

 

 

こういった不安と言うか悩みに対して現役SIerの私が解説します。

 

私は営業なのですが、基本的にエンジニアとはほぼ一緒に仕事をしますから、エンジニアの実態も良く分かっています。

 

具体的な仕事内容や働き方(残業等)についても内情をもとに解説します。

 

 

SIerのエンジニアってどんな仕事するの?

SIerのエンジニアの仕事は経験年数等によって変わる

SIerのエンジニアの仕事は経験年数によって変わってきます。なので、一概に何年目まではコレ、と言うのは言えませんが、大きくは以下のような感じです。

 

経験浅い:プロジェクトマネージャー補佐、プログラム作成等の作業

経験増えて来た:小規模プロジェクトのプロジェクトマネージャー、セールスエンジニア

経験多い:大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャー、セールスエンジニア

それ以上:管理職、各プロジェクトの責任者

 

ざっくりですが、こんな感じです。

 

最初は、実際に手を動かすプログラム作成や、要件書の作成などを行いつつスキルを高めていき、徐々にプロジェクトマネージャーへとステップアップします。

 

大きくはこんな流れになります。

 

ずっと同じような仕事ではないく、当然、エンジニアとしてのキャリアがあるのでそれに沿って行きます。

 

 

 

 

仕事の分野も結構変わることもある

これはもう組織の状況次第ですが、色々と仕事の分野、もう少し言うと担当する製品や領域が変わる事があります。

 

例えば基幹系のシステムをやっていたけど、ある時期から人工知能やIoTの分野を担当することになる、みたいな感じです。

 

全く専門外と言うか、経験の無い領域となるとキャッチアップが大変ですが、ベースとなるところは大きく変わりません。

 

上記の例で出した人工知能の領域ですが、人工知能のプログラムを作る事も求められるかもですが、それ以前に、人工知能の要件を決めていかないといけないですよね。

 

人工知能のプログラムは、外注に出すという選択肢もありますから、必ずしもその分野を完璧に出来ないといけない訳ではないです。

 

エンジニアとしてある程度の経験があれば、かなり早くキャッチアップ可能です。

 

実際私の会社でも、パッケージソフトを導入する部門に居た人が、人工知能の部署に異動しましたが、何なくこなしていました。

 

こういった仕事の変わり方というのもあります。

 

 

リアルなSIerエンジニアの1週間の例

実際に私が今一緒にプロジェクトを進めているエンジニア(中堅社員)の1週間を参考までに見てみましょう。

こんな感じです。毎週毎週全く同じではないですが、イメージはこんな感じです。

 

人によってはプロジェクト作業が週4日入っているなんて人も居ます。

 

なかなか忙しいですね。ただ、エンジニアはいわばヒト売りという感じで、いかに多くの時間をプロジェクト、つまりお金をもらっている仕事に関われるかが重要になります。

 

 

SIerのエンジニアって大変そうだが実際はどうか

長時間労働はそんなに無い

リアルな話をしますが、長時間労働はそんなにありません。

 

残業が100時間超えているとか、明け方まで仕事していましたとか、なかなか聞かないです。

 

もちろん、残業が必要な場合もありますし、多く残業する月もあります。

 

しかしそれは一時的なもので、いわゆる「ヤマ」を超えれば落ち着きます。

 

また、どちらかと言うと残業しないようにするためにどうするか、を考えるのがプロジェクトマネージャーの仕事です。

 

いかに効率的にプロジェクトを進め、高品質なシステムを作るかが、腕の見せ所とも言えます。

 

残業はいわばコスト増と管理不足両方を招く為、プロジェクトマネージャーとしての評価は下がります。

 

最悪、無能扱いされかねません。

 

おまけに、最近はパソコンの電源オンオフやネットワーク接続のログが記録されますから、勤務実態を誤魔化すことも不可能です(誤魔化すこと自体NGですが)。

 

そのため、SIerのエンジニアの長時間労働は、巷の噂より圧倒的に少ないです。

 

 

土日深夜労働はゼロではない

正直申しますと、土日や深夜の労働は、ゼロではありません。

 

しかしこれはちゃんと理由があります。

 

新しくシステムを作る時や、アップデートするときは、顧客の仕事が止まっている状態で行う必要があります。

 

となると、必然的に、土日や深夜となる訳です。

 

これって、SIer業界だけじゃないですよね。鉄道とか高速道路の点検って、深夜にやったりしてますよね?

 

あれと同じです。

 

ちなみに土日に作業したら、代休がもらえますし、深夜の作業はちゃんと手当が出ます。

 

土日や深夜に働いているからそれだけピックアップされてますが、ちゃんちゃらオカシイなと、現役SIerの立場として、思います。

 

 

 

トラブルがあった時はタフな仕事になる

これも正直に申しますが、トラブルがあった時は、タフな仕事になります。

 

状況によっては土日や深夜に対応というのもありえます。

 

トラブルの原因究明と対策、その後の確認を経て問題が無いか、などです。

 

また、その報告書の作成なども必要になり、肉体的はもちろん精神的にもタフな仕事になります。

 

とはいえ、トラブルの原因と対応が終わればOKなので、一時的に負荷が増えるのみです。

 

ずーっとトラブル続きみたいなプロジェクトは無いです。

 

と言うか、ずっとトラブル続きのプロジェクトだと、SIerとして失格ですし、顧客も「もうやめよう」ってなります。

 

なので、トラブルによる負荷の高い状態もそんなに長くありませんので、しんどい事もありますが、短い期間です。

 

 

SIerをめざすなら

SIerを目指すのでしたら、以下のようなエージェントから求人情報をゲットすると良いです。

 

いわゆる全方位的なエージェント(例えばリクルートエージェントやマイナビ)と、専門エージェント(マイナビITなど)の双方向から情報を取る、つまり、登録して求人を紹介してもらうようにすると良いです。

うちの会社は両方に求人、つまり全方位的なエージェントと専門的なエージェントの両方出していますが、どっちかにしか出ししていないという会社もあります。

 

そのため、情報の取りこぼしがあるかもしれません。登録しないと紹介してもらえないですからね。

 

広く情報を取っていくことをお勧めします。

 

 

まとめ:SIerのエンジニアの仕事は黒い噂とは程遠い

まとめますと、SIerのエンジニアの仕事は多岐にわたりますが、ネットや巷にある黒い噂とは程遠いんじゃないかと言えます。

 

SIerのエンジニアの主な仕事は、経歴により異なりますが、プロジェクトの作業からプロジェクトマネジメント、セールスエンジニアとして営業と同行などです。

 

ひたすらパソコンの前でガンガンコードを書いているだけではありません。

 

もちろんそういった作業もありますが、パートナー企業等へ依頼しているケースもあります。

 

また、良く聞くSIerはブラックだなども、正直、実際にSIerで働く身としては、どこから出た噂だ?と言う気もします。

 

一部の噂がSIerのみならずIT業界全部に広まっているのかなと。

 

長時間労働で疲弊と言うのはかなり減っていますし、私の担当プロジェクトでもあまり聞きません。

 

土日や深夜の仕事も時々ありますが、それはそこしか顧客の仕事が止まるタイミングがない等、致し方ない状況です。

 

鉄道や高速道路の点検みたいなものです。

 

なので、ネットや巷の噂とはだいぶ違うと思ってもらうと良いです。

 

全くブラックではないと感じますし、何なら今まで転職してきた中で最もホワイトなんじゃないかと思うくらいです。

 

SIerを目指すことに不安でしたら、本記事で少しでもその不安が和らぐと嬉しいです。