私の経験から言いますと、有給消化はいらないとか、めんどくさいって思っても、どうせ承認してくれないって思っていても、何とかして必ず取るべきと言えます。
何故なら失うものが大きすぎるからです。損しかありません。
良い関係のまま辞めるのは確かにその通りで、この有給消化で関係がこじれてしまうという不安もあるでしょう。
ぶっちゃけ、こじれても取るべきです。
この記事では実際に、有給消化はもういいやって、要らないと判断してしまい、失ったものの大きさにめちゃめちゃ後悔した私の経験を書いていきます。
有給消化は何としてでも、実行してください。それでは行きましょう。
退職 有給 消化 いらないなんてヤバすぎます

退職の際に有給消化はいらないって言うのは、失うものが多すぎてヤバイです。
何としてでも有給消化した方が良いです。
金を捨てている
時間を捨てている
幸福感を捨てている
このような損失があります。詳しく見てみましょう。
金を捨てている
有給消化をしないことは、金を捨てているのと同じです。
有給なのですから、文字通り、給料が発生するけれど仕事は休んでいる状態ですから、何もしなくても給料が入って来るのにそれをしないという事です。
「あなたは何もしないで、家で寝ているだけで給料がもらえます」って言えば、それめっちゃ最高やん!ってなりますよね。
有給消化はそれと同じです。
つまり、有給消化をせずに、残したまま辞めてしまうと、絵にかいた不労所得を自ら捨てる事になります。
どのくらいの日数残っているかにもよりますが、数万円から多ければ数十万円にもなるでしょう。
私の場合、概算ですが、有給の残っていた日数からざっくり計算してみると、恐らく40万円~50万円くらいは失ってます。
なぜか上司や会社にビビッて有給消化をあきらめたのですが、今思えば、めちゃくちゃもったいない事をしたなと思います。
胸倉掴んででも、有給消化すべきだったなと思います。
何もしなくても、数万円はもらえるって思ったら、何とかしてでも有給消化しようって思ってきませんか?
もし、有給消化することで、周囲に何かを言われたり、後ろ指さされるとかで不安に思うかもですが、それも無視してでても、有給消化はすべしです。
ちょっと我慢したら数万円から数十万円もらえるんですよ。こんな不労所得はありません。
色々調整が必要なので、完全に残っている日数を全部消化するのは難しいかもですが、消化出来るだけ消化したほうが良いです。
お金は大事にしましょう。
時間を捨てている
有給消化をしないことで、お金はもちろんですが、時間を捨てているも同然です。
有給消化中は、「一切働かなくても給料が入って来る」という最高の時間です。
その時間は、仕事はもちろん一切しなくてよいですから、時間があり余っている状態です。
こんな時間は、社会人になったら、まず獲得できることはありません。めちゃくちゃ貴重です。何でもできます。
読書もよし、ジム通うもよし、何なら旅行だってOKです。
会社員ですが有給ですから、何やっても良い訳です。
こんな贅沢な時間はありません。
もしも有給消化をしないのであれば、こうした超有意義な時間を全て捨てることになります。
いかに損失が大きいか、見えてきたでしょうか?
幸福感を捨てている
お金と時間のかけ合わせみたいな感じですが、有給消化をしないことで、幸福感を捨てています。
働かなくて良くて、それでもお金が入ってきて、何でもできる自由な毎日って考えると超ハッピーですよね。
気持ちの余裕もめちゃくちゃある状態だと思います。
仕事していると色んなストレスに見舞われますし、営業ならなおさらです。何ならストレスフルな毎日じゃないでしょうか?
でも有給消化中は、そんなストレスはもちろんありませんし、自由に何でもできます。それでいて、お金も入って来る。
幸福感や幸福度がめちゃくちゃ高い状態になれます。
でも有給消化などいらない、って言って辞めてしまうと、こうした超絶な幸福感を得られる機会を失ってしまいます。
退職時に有給消化は絶対すべき

退職時に有給消化は絶対にすべきです。色々対応が必要ですが、デメリットが無いので全消化する勢いでいきましょう。
少し工夫すれば完全消化可能
有給消化の最大の問題点と言うのは、実は社内や上司へのお願い・交渉等ではなく、次の転職先の入社タイミングです。
無事内定が出たら、いつ入社するか、という相談やそれに向けての手続きが始まります。
なるべく早く入社してほしいというのが、転職先の思いです。しかし、あなたとしては、たっぷり残っている有給を消化したいところですよね。
例えば、10日くらいしかないならば、「来月から入社します」でOKですが、たいがいの営業の人はそんなことは無く、数十日単位で残っていると思います。
例えば40日分くらい残っているとなると、だいたい2ヶ月弱の期間になります。
1ヶ月のうち平日がだいたい20日前後なので、その2ヶ月分と言うと、約40日くらいです。
こうなると、じゃあ、2ヶ月後で、となりますが、「いやいやもっと早く来れないの?」と言う感じになります。
ですので、まず内定を確実に得たのち、入社日は残っている有給から逆算して設定するのが良いです。
正直に、有給が残っているのでそれを消化しきると、〇月〇日になるのでそこでお願いしたいと言ってしまうのも手ですね。
万が一、それが理由で、あなたではなく別の候補者を優先するのであれば、その会社はやめておいた方が良いです。
あなたは当たり前の権利を行使しようとしているだけです。
言い方を変えれば、あなたに内定を出した会社はあなたに対して、「お金を捨ててこちらに早く入社してください」と言っている訳です。
こう考えれば、そんな会社辞めとけという私の言っている事がお分かりいただけたと思います。
有給消化を却下される理由が無い
有給消化を申請したら却下されたとありますが、杓子定規、規定に基づくと、却下する理由がありません。
恐らく社内規定には、有給休暇に際しては上長の承認を得る事、という文言が書かれているケースが多数です。
これは、承認or却下をするためではなく、あなたの休みを把握するためのものです。
上司としても、「この日は、〇〇は休みか。急ぎのものが来たら対応しないといけないな」と言うことを考えるからです。
しかし、退職を決めて引継ぎもした後ですから、何ら却下される理由がありません。
また、有給が却下される超レアなケースは存在しますが、ざっくり言うと、「あなたが休むと会社がつぶれます」と言うような状態です。
まずありえません。
なので、有給消化は本来、却下される理由が全くないのです。
とはいえ私が実際に威圧されて罵倒されて却下されたように、どうしても有給消化をを拒否さられるなら、人事や労基署に相談すれよ、と半ば脅しをかければOKです。
人事はまだしも、労基署なんかに実名で通報されたら、その上司は下手したら終わります。
結構、大企業の役職者でもそれ知らないというか、そんな事出来る訳ない、って思っているみたいですから、気にせず労基署に通報してみてはどうでしょうか。
どうせ、今後会いませんし、関わることも無いでしょうから。
残りの有給日数を把握して今後の活動・見込みを考える
少しリスキーと言うか、気持ちの余裕の面であまりおススメではありませんが、相当な日数の有給が残っているならば、次が決まって無くとも退職の意志を伝えて引継ぎやって有給消化に入ってからの転職活動でもOKです。
具体的には、まあ30日以上残っていたら結構安泰なんじゃないかなと思います。
引継ぎやりつつ転職活動スタートすれば、有休消化に入る段階くらいから面接の予定を入れられるようになるくらいのスケジュール感と言えます。
有給消化期間は、全く仕事しなくてOKですから、全ての時間を転職活動に費やせます。なので、「明日面接でも大丈夫?」って言われてもOKとなります。
複数企業が同時に選考が進んでも、エリア(関西や関東等)が同じなら複数を同じ日に受けることもできます。
非常に柔軟に、かつ、時間を全てつぎこめますので、短期間での内定ゲットが可能です。
気持ちに余裕をもって活動したい人は、このやり方はおススメしません。
やはり、次の転職先が決まっていない中で、残りの有給日数がカウントダウンで減っていき、例えば選考で落ちたりすると、かなり不安になり、な
いい意味で楽観的に考えれる人で、かつ、30日以上有給が残っている場合と言う感じで決めれば良いです。
退職時に有給消化できずに損した内容(実体験)

数十万円の収入
シンプルに、有給消化できない=お金を捨てる、です。
私は当時の上司とは全くソリが合わず、パワハラ的な事もあり、退職の報告をした際、以下のような恫喝を受けました。
「辞める分際で何が有給消化だ」
「辞めるんなら早く辞めろ。退職届は〇月〇日付けで出せ」
今思えば労基署に通報すれば一撃で潰せるし、有給消化もできたなあと後悔しています。
この恫喝にビビッてしまったため、ざっと計算しても40日分くらい残っていた有給をほぼ消化することなく、捨てました。
最終勤務の日が年末の最終日でしたから、むしろ、有給消化ゼロって感じですね。
お金は重要です。もらえるものはもらいましょう。前でも述べてますが、絶交してでも有給消化を勝ち取るくらいの気持ちで行きましょう。
一生無いかもしれない余裕ある時間
有給消化の期間は、もう一生得ることが出来ない、最も余裕のある時間です。
有給消化できなかったので、それをゲットすることはできませんでした。
もっと言えば、有給消化しなかったことで、次の会社への入社日と退職日が1ヶ月空きました。
この期間、健康保険等は無いため、国民健康保険に加入してその分自腹が増えました。お金の心配はないですが、次の仕事に向けた気持ちの切り替えも必要になり、全然落ち着かない1ヶ月でした。
もう損に損が重なってますね。有給消化していればこんなことにはなりませんでした。
まとめ
まとめますと、退職の際に有給消化いらないなんて言うのは、損しかない選択です。
有給消化ですから、お金を、しかも何もしないでもらえる完全不労所得を捨てていますし、それによって得られる貴重な時間と精神的な安泰をも捨てています。
上司や会社との取得交渉と、次の仕事の入社日をうまく調整して可能な限り消化するようにしましょう。
上司や会社(人事)と揉めまくっても、有給消化は勝ち取るべきです
それくらい価値のあるものです。
上司や会社と揉めても、その後のあなたのサラリーマン人生には何の影響もありませんし、仕事で元上司と絡むことも、ほぼありません。
なので、有給消化は、いらない等と言わず、力づくで獲得するくらいの気持ちが必要です。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。