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プログラミングはオワコン?実際はNOです【現役SIerが解説】

プログラミングはオワコンって聞くけどどうなのかな?

 

これから勉強して、プログラマとかエンジニア目指したいんだけど、オワコンなら辞めておいた方が良いし・・・実際のところどうなのかな。

 

このような疑問にお答えしたいと思います。

 

人材不足といわれつつも、かたやオワコンという噂もあると、ちょっと躊躇するというか、迷いますよね。

 

私は現役でSIerで働いていますので、SIerのリアルな内情を含めてお伝えしたいと思います。

 

結論から言いますと、オワコンと言うのは無いかなと。プログラミングの必要性はハッキリってまだまだありますが、その一方、オワコンの方向に向かうかもしれないトレンドがあるのも事実です。

 

詳しく解説していきます。

 

プログラミングは早々オワコンにはならない

システム開発でプログラミングめちゃ必要

SIerの主な仕事であるシステム開発では、プログラミングはかなり必要です。

 

特に日本では、パッケージソフトをそのまま使わずに、アドオン開発やアドイン開発と呼ばれる、パッケージソフトに無い機能を付加する傾向が強くあります。

 

この開発には、JAVAやC+など、様々なプログラミング言語を用いて行いますので、プログラミングは必須です。

 

こういったシステム開発は、いずれ無くなるのではと言われつつも無くなっていませんし、最近のシステム開発プロジェクトでも、バリバリにアドオン開発とかしています。

 

いきなり、こういったアドオン開発が無くなることは考えにくいので、オワコンと言うのはちょっと早いですね。

 

 

大規模システムをスクラッチで作る事もある

開発するシステムの内容にもよりますが、大規模なシステムなのにスクラッチで作るようなこともあります。

 

この場合は、ゴリゴリにプログラミングしていきますね。

 

また、私の会社でも取引のある超大手企業では、パッケージソフトがあるのにも関わらず、スクラッチのシステム開発を外部のSIerに依頼しています。

 

理由は上記でも述べた、パッケージソフトでは機能不足だからです。

 

プログラミングはまだまだ必要でしょう。

 

システムの連携における開発で必要

一つのシステムを作るだけではなく、システム間連携を行う際にも、プログラミングは必要になります。

 

これも日本に多いような気がしますが、ひとつの会社に複数のSIerが別々のシステムを作っていて、お互い連携していないというのは良くある話です。

 

近年は、これらを全てひとつにまとめるのではなく、それぞれをつなぐパイプを作るように、システム間連携というものを行っていく傾向があります。

 

このシステム間連携は、ほぼスクラッチに近い形となるため、要件を決めてプログラムを開発する必要があり、プログラミングは必須になります。

 

この、色んなシステムが社内にあって・・・というのはかなり多いです。そして各々分断されていて、どうにかできないかという相談はかなり受けます。

 

こういったシステム連携開発というビジネスにおいては、プログラミングが無いと出来ないです。

 

この領域は、ニッチっぽいですがかなり市場規模が大きいので、プログラミング必須であることから、オワコンには程遠いでしょう。

 

 

プログラミングがオワコンと言うのも間違いではない

一方で、プログラミングがオワコンだというのは、あながち的外れでもないという事も言えます。

 

包み隠さず話をします。

プログラミング無しでシステム開発できる場合もある

前に述べた、アドオン開発やスクラッチ開発の際、プログラミングが殆ど不要、あるいは無しで、システム開発が可能になってきてます。

 

それはローコードプログラミングや、ノンコードプログラミングの台頭です。

 

その名の通り、殆どあるいは全くコーディングをしないプログラミングです。

 

これが可能な仕組みも多々あり、私の知っている限りでも、結構なビジネス規模になっています。

 

ただ、今のところは、顧客の情報システム部門等が、自分達でシステム開発やシステム連携をする際に使う事が多いかなと言う気がします。

 

つまり、SIerの立場としてローコードやノンコードの仕組みを使う事はまだあまり無いです。

 

よって、対象となるユーザーはどちらかと言うと顧客側という事になります。

 

本来、SIerのプログラマに依頼していてシステム開発やシステム連携を顧客内で出来てしまうとなると、プログラミングの機会は減っていると言えます。

 

 

AIがプログラミングできるようになるかも

現時点、まだ世に出ていませんが、AIが自動でプログラミングしてくれるような事になる可能性は否定できません。

 

AIがプログラミング出来るようになると、まさに、プログラマは不要になってしまいますね。

 

ただ、まだかなり先かなと言う気がしますし、仮にAIがプログラムを書けるようになったとしても、恐らくミスが出る為、最終的にはチェックが必要になります。

 

AIは完璧ではない為、いわば仮説を提案するものという感じです。

 

また、AIは人間と一緒で、過去のデータや経験をもとにして仮説を提案する為、全く初めてのもの、システム開発で言えば全く初めての要件があった場合、予期せぬプログラムを書いたり、プログラムを自体書けないみたいなことにもなります。

 

ただ、AIは常に学習を繰り返すような事も可能ですから、やがてはAIがプログラミングを行う日は遠い未来ではないでしょう。

 

システム開発を行わくなくなるかも

SIerにおいてですが、システム開発という仕事自体が無くなるかもしれません。

 

どういう事かと言うと、パッケージソフトをそのままアドオン開発を全くやらずに使うというものです。

 

これだと、アドオン開発とかシステム連携が無いので、プログラミングが必要とされる機会は、ゼロにはならないものの、かなり減ってしまいますよね。

 

しかし、このようにパッケージソフトをそのまま使うのは日本ではほぼ無理です。

 

前に述べた通り、日本は特に、仕事にシステムを合わせる、つまりアドオン開発やスクラッチ開発が根強いです。

 

また、組織の縦割りもあるため、会社全体でシステムを統一と言うのは不可能です。

 

海外は、結構パッケージソフトをそのまま使い、仕事をシステムに合わせるスタイルが主流です。

 

日本でも、パッケージソフトをそのまま使うというのは以前より増えてきている感がありますが、大企業であってもゴリゴリにアドオン開発していますし、開発したら後々保守メンテが大変と言っていても、それでアドオン開発するとか、ザラにあります。

 

主にこの、

・ローコード、ノンコードプログラミング

・AIがプログラミングできるようになるかも

・アドオン開発やスクラッチ開発が減るかも

 

というのが、オワコンになるかもしれないという点における現役SIerの私から見解です。

 

いずれもすぐプログラミングがオワコンへの道を行くような事にはならないので、しばらくオワコンにはならないと言えます。

 

まとめ:プログラミングはオワコンと言うには早い

まとめますと、プログラミングがオワコンと言うのは、まだ時期として早いです。

 

システム開発やシステム間連携では、プログラミングは必要不可欠です。

 

また、まだまだスクラッチ開発でシステムを作るような業界業種はたくさんありますから、オワコンと言うには、現役SIerからして疑問符が付きます。

 

しかし、全く的外れという事でもないのです。

 

ローコードやノンコードという、プログラミングが不要なフレームワークが台頭してきていたり、AIの進化によってプログラミングが自動化される可能性もあります。

 

とは言え、いずれもプログラマの仕事を凌駕したり奪ったりするものではないです。

 

すなわち、プログラミングがオワコンと言うにはまだまだ早いという事です。

 

今回は以上です。