こうしたお悩みにお答えします。
営業は何かと辛い仕事ですが、売上ノルマで詰められるのって、本当にストレスですよね。
正直、営業の成績なんて水物で、契約がサクサク取れる時は取れるし、無理な時は無理ですが、それでも詰められますよね。
何とか詰められない方法は無いかと悩んでいると思います。
この記事では、営業がノルマで詰められることに対し、その理由と対策、極論的な対策もご紹介していますので、ぜひご一読いただければと思います。
では参りましょう。

営業がノルマで詰められる理由

ノルマ達成が全てという仕事
営業がノルマで詰められる最大の理由は、ノルマ達成が全てという仕事の特徴にあります。
営業をやっていると、全ての評価は売上ノルマで全ての成績が評価されます。
多少はプロセス、つまり売上ノルマ以外も評価されますが、割合としては少ないです。
実際、私自身、今の会社では、今期の売上ノルマが8割、来季の売上ノルマ達成に向けた積み上げが2割という感じです。
両方とも売上ノルマに関わっているので、実態としては、売上ノルマが全部の評価って感じですね。
このように、売上ノルマが全てであり、上司としても詰めるポイントが売上ノルマが唯一にして最大の詰めポイントなので、そうなってしまう訳ですね。
あなたの成績が上司の成績
あなたを詰めてくるのは上司だと思いますが、その理由は、あなたの成績は上司の成績と言えるからです。
上司の成績は何かと言うと、部下のメンバーの売上の合計です。
部とか課とかグループとか、色々な単位がありますが、いずれにしても上司個人の売上ノルマは無く、部下全員の売上ノルマの合計で評価されます。
シンプルに全員が100%であればよいですが、1人90%のメンバーが居れば、それを全員で補わなければなりません。
そうしないと上司は、未達成と言う評価に終わるからです。
売上ノルマの達成が全てであるので、部下にハッパを書ける意味で、特に未達成の部下を詰めるのは、営業あるあるです。
あなたが詰められるのは、上司都合とも言えますが、それが実態です。
詰めて恐怖政治による支配
売上ノルマで詰められる背景には、恐怖政治による支配と言えるものがあります。
詰めることで、半分脅す訳ですね。
「オマエ、未達成とかありえない。なんでだ?契約取るまで飛び込みでも何でも回って来い!」
「なんで未達成なんだ?やる気あるのか?オマエのせいでみんな負担かかってんだよ。何とかしろよ。」
上記は実際私が言われたことのあるセリフの一部ですが、完全にパワハラですが、こうした光景は、営業では日常茶飯事です。
あなたを詰める上司は、詰めることであなたが必死にセールスしまくると思っているのです。
脅しをかけて、ひたすらセールスをさせる訳です。
脅された立場からすれば、「契約取らないと、また詰められる。怖いし嫌だし何とかしないと・・・」と言う心理となってしまい、全く効率の悪い飛び込み営業をしてみたり、得意先に必死に頭を下げて追加の契約をもらうなどします。
全ては売上ノルマ達成の為なのです。
ただ、詰められて恐怖政治によって支配された状態での仕事は、全く持って効率が悪いので、正直やらない方がマシくらいなのです。
が、それを分かっていないため、詰めることでしか部下を奮起させられないので、恐怖政治による支配で部下を動かしている訳です。
営業がノルマで詰められないようにするには?

ノルマを達成し続けるしかない(でも、しんどすぎ)
営業がノルマで詰められないようにするためには、シンプルで、売上ノルマを達成し続けるしかありません。
達成していれば、詰められません。
私も、売上ノルマに対して達成率が100%を超えているのに詰められたことは一度も無く、未達成のときに詰められる経験しかないです。
しかし、達成し続けるのはめちゃくちゃしんどいです。
売上ノルマは、達成すれば翌年はさらにそれよりも多いノルマが設定されます。
右肩上がりで増やし続けないといけないためです。売上とはそういうものです。
そのため、達成すればするほど苦しくなり、それでも達成に持ち込まねばならないのです。
私も過去を思い返すだけで、息苦しくなりそうなくらい、しんどい記憶がよみがえります。
ノルマは達成しなければいけませんが、すればするほどノルマが増えていき、それでも達成しなければならないという、地獄のサイクルです。
詰められた方がマシって思ってしまうかもしれませんね。
詰められるのを無視する(でも、メンタルに悪い)
詰められるのを無視したり、適当に聞き流すことが出来ればよいですが、これもかなり大変です。
相当な鋼のメンタルか、何も感じないくらい図太い神経が無いと無理です。
私の知っている限りでも、詰められるのを無視できたのは1人くらいしか知りません。
何を言われても、適当に返事して、未達成を詰められてもひょうひょうとしていて、まったくノーダメージな感じでした。
羨ましいと同時にコイツ大丈夫か?と思ってしまったくらいです。
詰められるのは、とても不快で、ストレスです。それを無視してノーダメージで生きていける人は超レアなので、実際は非常に難しいです。
今の営業を辞める!(勢いです)
売上ノルマで詰められるのが辛くて嫌で不快であれば、極論ですが、営業を辞めれば売上ノルマで詰められることは無くなります。
シンプルですね。
営業やっている→売上ノルマが全て→未達成だと詰められる、と言うサイクルなので、このサイクルを断ち切ればよい訳です。
営業やっている限り、売上ノルマはつきまといますので、初っ端の、「営業であること」を無くせばよい訳です。
かなり乱暴なアイデアですが、でも極論そう思いませんか?
あなたが営業として仕事をする以上、売上ノルマで詰められる可能性がある訳ですから、その状況を打開すれば、詰められなくなる訳です。
ノルマを達成すればいいと、言うのは簡単で実際はめっちゃ大変です。給料の割に合わないようにも感じます。
営業がノルマで詰められる状況を変えるチョイス2選

では、営業を辞めてどうすべきか、ノルマで詰められる事の無いチョイスを2つに絞ってご紹介します。
ノルマの無い営業に就く
そんなものあるのか?と思ってしまいますが、私が経験した以下2つだと、ノルマはありません。
インフラ、プラントなどの長納期モノの営業
デジタルセールス
インフラやプラント系は、納期が5年とか10年なので、通常社会人で評価される期間の半年や1年とかけ離れた期間になります。
納期5年のものを半年や1年でどういうノルマにするのか?と言うのは非常に難しいです。それが本当に適切なの?というのも分かりません。
実際これは私も経験していて、インフラ系のメーカーで営業だったとき、売上ノルマはありませんでした。
半年や1年の評価の期間で、売上ノルマの設定をどうやっても出来ないんですね。
このような、長納期の営業であれば売上ノルマがない場合があります。
もうひとつのデジタルセールスは、昨今注目で、オンラインセールスや、カスタマーサポート(カスタマーサクセスとも言います)などがメインの仕事です。
売上ノルマは持たないケースが多く、コンタクト数だとか、契約の維持などが数値目標となるケースが多いです。
売上ノルマがあったとしても、個人に紐づかないので、詰められる心配はありません。


Webマーケティング職を目指す
営業の経験を活かしつつも、今後一切営業という仕事をしたくないという事であれば、Webマーケティングをおすすめします。
BtoBのビジネスでも、Webマーケティングの部隊を作るほど、力を入れている領域です。
BtoBは、Web上で全て販売してしまうというよりも、知名度向上やブランディング等がメインです。
Webマーケティングは、BtoCビジネスをやっている企業で重宝されそうですが、そういう訳でもないんですね。
実際、私はBtoBのIT企業で仕事していますが、Webマーケティングの専門部署を新たに作っています。
営業でいう最初のセールスや新規開拓をWeb上でやるイメージですね。
売上ノルマで詰められるなんてことはありません。
売上ノルマが無いですから。なので、BtoBのWebマーケティング職に就くのが良いですね。BtoCだと成約率とか求められるかもしれませんので。
目標はありますが、売上ノルマみたいに厳しいものはありません。
実際私も8割くらいが定性的と言って、数字で評価できない目標設定をしています。
売上ノルマなんて一切目標設定に無いです。営業のときと比べれば最高にユルイですね。
ただ、未経験だとキツイ場合もあるので、転職エージェントに相談するとともに、スクールを介して就職するルートも考えておいてください。
費用はかかりますが、先行投資であり、売上ノルマで詰められる地獄から出られて、その先何十年も詰められずに済むと考えれば、有益な投資と言えるのではと思います。




まとめ
まとめますと、営業やっていてノルマで詰められるのは、もはや当たり前と言えます。
営業の評価が売上ノルマだけだからです。
なので、売上ノルマで詰められるのが、苦痛で仕方ない場合は、営業という仕事から撤退し、違うキャリアを自力でもぎ取る必要があります。
詰められないようにするには達成し続けるか、詰められてもスルーするという事になりますが、どちらも非常にしんどいですし、神経すり減ってストレスが凄いです。
営業を辞める決意をし、売上ノルマと縁を切る仕事をしましょう。
選択肢は色々ありますので、あとはあなたが決断し、突っ走れるかどうかです。
悩んだら時間だけ過ぎて終わりなので、勢いで行きましょう!
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。