このようなリクエストにお答えします。
私自身、過去に給料が大幅に下がる転職を経験しましたので、かなりリアルなお話ができます。
正確に言えば、給料を下げてでも、当時の営業の仕事から逃げ出して、人生を有意義にしたいという思いで転職をしました。
自分にとってベストな選択をしたと思います。 結論から言うと、控えめに言って最高でした。
この記事では、給料下がったけど転職して良かったと思う私の経験を詳しくご紹介します。
給料下げてでも、現状を変えたいと思っているあなたの参考になればと思います。
給料下がったけど転職して良かった私の実体験
まず私が実際に経験して、給料下がったけど転職して良かった実体験をご紹介します。
転職したタイミング
新卒で入った会社を約4年で辞めました。
給料はかなり高い会社で、インセンティブも弾む感じだったので、当時の給料は大学時代の同期や他の会社の人と比べて、ぶっちゃけめっちゃ高かったです。
最後の年、つまり4年目で年収は1000万円ちかくまで行きました。
そこで、その年収を捨て、ドーンと転職しました。
元々4年とか決めていた訳ではなく、3年過ぎたくらいから色々考え始めて、自分にとってベストな人生、死ぬときに後悔しない人生って考えて、その結果をもとに行動した結果、って感じです。
ちなみに転職先は、狙っていた業界とか、行きたい会社とかではなく、1社目に内定出たところっていうテキトーな感じでした(笑)
給料は約半分
給料下がって転職と一口に言いますが、どのくらい下がったかと言うと、給料は、年収で言うと1000万円くらいだったのが、450万円くらいだったので、半分未満まで下がりました。
それでも問題無いと判断し、転職しました。
年収だけで言うと半分未満ですが、もともと節約家だったので、生活レベルは維持できましたし、それに加え、転職先は福利厚生が手厚かったので、それでかなり挽回できました。
例えば、家賃1万円で光熱費込の独身寮があったり、昼ごはん代の補助が出たりと言うものです。
これだけで年間50万円~60万円くらいは差があるので、その分手元にお金が残ります。
給料だけで見ると大きく下がりますが、福利厚生などを考慮した「手元に残るお金」をしっかりと考えれば、給料が下がる転職でも、インパクトを減らすことができます。
転職した結果は、控えめに言って最高
給料下がってでも転職した結果としては、控えめに言って最高でした。
売上ノルマや顧客訪問などストレスフルな毎日から解放され、平日はサクッと定時で帰れて、ストレスフリーの素晴らしさを知りましたね。
え?仕事ってこんな楽で早く帰っていいの?って不安になるくらいでした。
当時独身だったので、平日仕事終わりにそのまま合コンや飲み会なども余裕で参加可能になりました。
平日の夜にこうした楽しい時間を過ごせるなんて、営業やっていたころは夢にも思わなかったので、まさに最高でした。
極めつけは、転職したことで今の奥さんと知り合えたことですかね。
また、飲み会や合コンなどのイベントの予定が無い日は、自宅で自己研鑽したり、時には息抜きでゆっくりまったりしていました。
転職前のような、ただ寝るだけ、メシを食うだけ、風呂入るだけの家とは違います。
また、「はあ・・・また明日も営業か・・・」と言う事も無くなりますし、朝起きたときのモチベーションも雲泥の差です。
給料は下がりましたが、生活するには十分足りますし、それを上回る、充実した日々だったので、控えめに言って、最高でした。
給料下がったけど転職した理由
自分の為に「時間」を確保したかった
給料下がってでも転職した最大の理由のは、自分の為に時間を確保し、使えるようにするためでした。
当時は、毎日毎日、本当に文字通り朝から晩まで仕事で、朝は7時過ぎには家を出て、夜は早くても22時に家に帰るという生活でした。
次の日も朝が早いから、仕事終わってからは何も出来ず、遅い夕食を摂って風呂に入って寝るだけの日々でした。
おまけに、土日も2週間に1回くらいで出勤しないと仕事が終わらないので、休みもろくに無い日々でした。
こうした日々を過ごしているうちに、何でこんな楽しみが無い仕事だらけの生活をしているのだろうと思い始め、以下のような考えが芽生えました。
俺は、「生きるために働く」のであり、「働くために生きている」のではない。
もっと自分の為に時間を使いたい、無駄な時間を過ごしても良いが少なくとも会社の為に心身だけでなく時間も犠牲にするのは止めにしたい、と思ったのです。
時間は限りがあります。
お金も限りありますが、お金は使いまくって減ってもバイトでもなんでもしたら稼ぐことは可能で、元に戻せます。
しかし、時間は稼げませんし、消費しても取り戻せません。
極端ですが、1秒1秒、死に近づいています。
そう考えると、一度しかない人生の貴重な時間を、全く面白く無い、ただ辛くて嫌なだけの営業の仕事に費やす事に、価値を感じなくなり、それに人生の時間を費やしている事にものすごい無駄な感じを覚えてました。
これに気づいたとき、猛烈に今の状況を変えたいと思ったのです。
当時、給料は同世代より圧倒的に多い額をもらっていました。しかしその分、時間を犠牲にしていると痛感したのです。
そのため、自分のための時間を確保すべく、給料を減らしても良いから、定時で帰れるような仕事に就こう、と決めたのです。
色んな出会いを求めた
これもある意味、時間の確保につながるかもですが、色んな出会いを求めるため、給料下がっても転職をしました。
転職前はお伝えした通り、平日は朝から晩まで働き、土日も出勤が多い日々です。
おまけにやりたくもなく、辛くて嫌な営業の仕事ですから、ストレスで元気が無くなり、表情も暗く、せっかく休める土日も、何もしたくない、する気が起こらないという日々でした。
こんなんじゃ、遊び友達も出来ないし、ましてや恋愛なんてできないと思いました。
もちろんそんな日々でも出会いはあるかもですが、そもそも平日夜22時から一緒に過ごしてくれる人は居ないですし、暗い顔して元気ないヤツと仲良くなりたいと思う人は居ません。
しかも当時は地方の営業所だったので、出会いの機会も無く、友達も居ませんから、めちゃめちゃ孤独でした。
このままだと、友達も出来ないし、恋愛も結婚も出来ないかも・・・・。
そんな不安を感じて、この状況を変えるためにはどうしたら良いかを考えました。
その結論が、仕事と生活の拠点となる場所を変えないといけないと判断しました。
異動希望や勤務地変更を申し出も全く聞き入れてもらえません。
理由がハッキリしないからですね。
出会いを求めてます、自由な時間が欲しいですなんてのは言えませんから、無理な理由をつけて申し出しましたが、かすりもしません。
なので、自力で今を変える手段とし転職を選び、お金を犠牲にしてでも、時間と出会いを優先して、人生を送る事にしました。
給料は「生活出来ればいい」という考えだった
贅沢言うなとか怒られるかもですが、給料は、最低限生活出来れば別に多くなくていい、と、無理せず思えていたので、給料下がったけど転職しました。
転職前、かなり高い給料をもらっていましたが、高い酒を飲んだり、高いメシを食ったりと言う事も無く、ブランド品を買うなんてこともあまりありませんでした。
かなり質素と言うか、全然お金使わない生活でした。
高いものを買う時も、「別にこれじゃなくて、似たようなので安いのがあるからそっちでいいや」って思ったりとか、「本当にこれ要る??」みたいに勝手に考えてしまいました。
なので、別に高い給料でも安い給料でも、自分にとってはどっちでも良くて、生活出来るレベルや少し贅沢出来るレベルの給料があれば、高い給料は要らないという結論が出たんですね。
なので、高い給料もらってましたがそこに価値を感じなくなったので、あっさりその地位を捨てることが出来ました。
給料は大事です。無いと生活できません。多ければ多いほどいいです。
しかし、人生と自分自身を犠牲にしてまで高い給料もらわなくていいという考えです。
なので、給料下がったけど転職しても、私としては何の問題も無く、最低限自分が必要とする給料が確保できればOKという結論に至った訳です。
ちなみに、実際給料下がって転職したあと、生活については何の苦もありませんし、お金に困ったという事もありません。
給料下がったけど転職して良かったと思えるために
あなたが給料よりも重視するものが何かを明確化する
お伝えしたように、給料は大事ですし、多ければ多いほど良いです。
それを今より減らしてでも転職して、「よかった」と思えるためには、給料よりも重視するものが何かを明確化する必要があります。
給料が何よりも重要と思うのであれば、辛くてもしんどくても嫌でも給料の高いところや、インセンティブが跳ね上がるフルコミ営業とかで働くべきです。
しかし、給料が下がっても転職して良かったと思えるためには、給料以外であなたが重視することを明確にし、それを転職で達成できるようにしましょう。
例えば私の場合は、給料よりも自分のために使える時間の確保、と言う点を重視しました。
他人から何を言われようと、自分のために使える時間を作る事が、自分の人生にとって最重要と判断したからです。
批判的な人は居ます。
と言うか、どんな事でも絶対に批判する人は居ますから、一切気にすることはありません。
給料よりも重要なものが、あなたにとって存在する、あるいは見つけることが出来たり、思い描いていることがあれば、給料が下がったけど転職して良かったと思えるようになります。
嫌じゃない仕事に就く
当たり前すぎかもしれませんが、給料が下がっても転職して良かったと思えるためには、少なくとも、嫌じゃない仕事に就くことです。
これが意外と難しいですし、実現もなかなか大変です。
結局は仕事しなきゃ給料もらえない訳ですから、営業の仕事していて嫌だなあと感じていると思いますので、まず営業以外の仕事で何の仕事ならば、あなたはやりがいを感じ、モチベーション高く仕事出来るのかを見極めることが重要です。
無理にやりがいを見つけずとも、「少なくとも嫌ではない」くらいのものでも大丈夫ですよ。
ストレスが減りますし、嫌じゃないだけで自然にモチベーションは上がりますからね。 そのためには自己分析をしっかりやるべきです。
めちゃめちゃしっかり自己分析すると、これだ!と思えるものが見えてきますよ。 性格的なものもありますが、それも重要なファクターです。
自力で難しいなら転職エージェントにも相談したり、あるいはキャリアコンサルタントへの相談もありです。
お金はかかりますが、自分でやるよりも、深くがっつり自己分析できますし、本当に自分がしたい仕事ってのは深層心理ではどう考えているのかなどが、自分ひとりでやるよりもハッキリ見えてきます。
また、転職エージェントはあくまで転職させることがミッションなので、自己分析に深く付き合ってくれたりアドバイス的なことはあまりないですから、こうしたキャリアコンサルタントを活用するのも手です。
会社や仕事は「給料を得る手段」と考える
仕事は必要ですが、あくまで会社や仕事はお金を稼ぐ手段と考えました。
良くないかもしれませんが、ぶっちゃけあなたも他の人も結構思っている事だと思います。 仕事への熱意、責任感、やりがい、どれもとても重要です。
しかし、何故働くのかと言う事を突き詰めると「安定した給料が欲しいから」となります。
なので、少し考えを変えれば、「安定した給料を得る手段は、会社で働くこと」になります。
少なくとも嫌ではない仕事、辛いと思わない仕事であれば、最低限の給料を得られれば別にどんな仕事だって良いというのが極論です。
こう考えると、給料が下がることに対して、無駄に固執している感じが無くなるので、給料が下がっても転職して安心できます。
まとめ
まとめますと、給料下がったけど転職して良かったと思えるには、あなたが高い給料や今の給料に固執していない事、給料以外に重要視する何かを見つけられていることが重要です。
少しでも高い給料に名残があったり、金遣いが今の給料で慣れてしまっていると、その時点で給料を下げた転職は失敗します。
シンプルに、給料より重要なものを自分なりにもっているならば、恐らく給料が下がっても転職して良かったって思えます。
ポイントは、それがブレない強い意志を持っているかどうかです。
他人から批判されたり、周りから反対されたりして変わるようなら反ればブレブレです。
あなたなりに、価値を感じるものは何か、人生で重要視するものは何かというのを、給料と比べて明確化しておけば、給料下がっても失敗しません。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。