こうしたお悩みにお答えします。
クズ扱い、クズ呼ばわりって、何も良い事無いです。
でも営業マンって、ノルマ達成のためにあらゆる手を尽くすとか、情報を引き出したり入手したりするためにハッタリやウソも簡単に使うことで、クズだ、みたいな良くない噂を聞きますよね。
事実、私も営業やっているときは、「俺ってクズだな」って感じる時はしょうっちゅうありました。
この記事では、そんな、営業マンってクズに思われているのか?という疑問に対し、実際どうなのかを解説します。
少々ショッキングな内容かもですが、実態をお伝えするとともに、クズに思われないための対策を、かなり抜本的ですが、ご紹介してますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
営業マンはクズだと思われている?
特に新規開拓新規セールスはそう思われている
新規開拓の営業は、特に、クズと思われている可能性があります。
なりふり構わずセールスする
なりすまして個人情報聞き出したりする
相手の都合を考えずにテレアポしてきたり突撃訪問してくる
ヒラや受付が出てきたらテメエに用は無いとばかりに早く担当につなげなど横柄な態度を取る
上記のようなふるまいから、クズ扱い、クズよばわりされます。
しかし実態は、どれも営業マン自身、やりたくてやっているものではなく、そうせざるを得ないのです。
個人情報を成りすまして聞き出すとか、営業テクニック!みたいに言われていますが、半分詐欺ですからね。
それで、入手した個人情報にアタックしまくるのです。
嫌がられたり、良くない評価をもらうのに、そういう行為をせざるを得ないので、嫌々やっているのにクズ扱いと言う事で、最悪ですね。
売上ノルマのために手段を選ばないとそう思われる
営業マンは、売上ノルマのためには手段を選ばないため、クズと思われます。
実際私も、売上ノルマ未達の恐怖から、達成のためには、違法ではない範囲で、手段を選ばないようにしました。
顧客の要求を満たす製品かどうか、何の保証も根拠もないのに、宣言して契約を取り付ける
顧客では出来ない特別な設定でデモを行う
顧客の承諾を得て巡回し、壊れても居ないのに、壊れていると言って代替品を注文させる
顧客が工数精査をしない事を知っているので、水増し工数で契約させる
実績清算契約で、実際より多くの工数を請求する
数えるとキリがないですが、上記が例です。
もはや詐欺と言われてもおかしくないようなやり方ですよね。
他には先日ニュースにもなっていましたが、こんな事もやるので、クズ扱いされます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28011a61fe2b3a69f49d2aa7cc05af7637187987
CCUという医者に直接つながるホットラインに営業電話かけてくる、と言うものです。
それもなりすましで番号を聞き出した上で、です。
さらに、ホットラインであることを言っても、全く聞く耳を持たず、売上ノルマ達成のために自分のセールス電話を続けるというものです。
そんな事があるはずないと思ってましたが、実際不動産投資マンションを打っている知人に聞いてみたら、そこまでやらんけど近しい事はやったことあると言ってました。
その友人も自分の仕事に悩み続けているものの、インセンティブが高くて辞めるに辞めれない状態と言う事でしたが・・・。
人としてNGなことですが、一回無理矢理でもやらされると麻痺して、売上ノルマ達成を最優先で考えてしまうのですね。
クズ以下になってしまいます。
売上至上主義の会社はそう思われている
売上至上主義、つまり、売上ノルマの達成を何よりも優先するような会社の営業は、クズと思われてしまいます。
正確に言えば、売上ノルマ達成を最優先とせざるを得ない、と言った感じです。
誰も、入社してすぐに、「俺は売上ノルマ達成のためなら、何でもやるんだ!!」という意気込みの人は居ません。
その会社で育成と言う名の半分洗脳で、売上至上主義になるのです。
そういった会社は、先に述べたような、あらゆる手段を使って、時にはハッタリやなりすまし、誤魔化しを駆使して、売上ノルマ達成を目指します。
そうした行動は、客に嫌われ、信頼を失うのですが、それでも売上ノルマ達成したときのインセンティブに目がくらみます。
あるいは、未達成の際の激詰めの恐怖から逃れるため、あらゆる手を尽くします。
あまりに売上ノルマが厳しかったり、未達の際の叱責が厳しいと、こうした悪行を働きます。
そうなると、もう完全にクズ扱いですね。
営業マンはクズだと思われないためには?
クズと思われない方法は無い
顧客の為にとか、課題解決を一緒にするパートナーとか、誠心誠意とか、きれいごとは全て無理です。
全ては売上ノルマの為ですから、きれいごともクソもありません。
あるいは、そんな表向きにはきれいごとを言っておきながら、裏では、金づるとしか思っていません。
法人営業なら、まだ痛むのは客個人の財布ではないので、まだマシですが、相手が個人だったりすると、精神的にも辛いです。
私の知り合いに、住宅営業が居ましたが、4年くらいで辞めまして、その理由は、以下です。
お客さんにとっては一生に一度の買い物。だからとことん納得して契約してほしいし、こちらもネガティブな事全部言う。
だけどそれだけじゃノルマ達成できなくて、食っていけない。
だから、そういうキレイごとは無くした。そしたら売上は伸びた。
でも人として大切なものを失った気がするので、辞めた。
みんな自分がかわいいのです。それはおかしなことでは無く、当たり前のことです。
上記のように、住宅営業なんて、そうしたノルマがあることを分かっているのに、一生に一度の買い物を任せるというか、担当してもらうのです。
信頼されているのに裏切るに等しいですかね。
クズと思われないようにしようよ思っても、やらなきゃいけない仕事や行動は、クズと思われてしまうものばかりです。
必ずクズに思われたりするので辞める方向で
このように、営業の使命を全うするためには、ぶっちゃけ、クズと思われることをやらないといけないです。
よって、クズに思われないためには、営業の使命を果たさなくていいようにすること、すなわち、営業を辞めることが最善策です。
誠心誠意お客様に尽くすとか、顧客の為に全身全霊、なんてことをやっていたら、営業の使命、つまり売上ノルマ達成は不可能です。
残念ながら、仕事はボランティアではないですし、売上ノルマ達成の数字責任を負っているのは営業なので、正直、合法な範囲でどんな手を使っても売上ノルマ達成が求められます。
クズ扱いされようが、カス扱いされようが、嫌われようが、売上ノルマ達成が必要なのです。
そんな風に思われながら毎日仕事して、顧客と相対して、社内の人とも相対してってのは、クズへの道を突き進むことになる、あるいはすでにクズとして突っ走っていることになります。
早めに別の道を進み、クズと思われないような営業ではない仕事をする事をおすすめします。
そんなマインドで仕事してたら病みます
クズと思われるようなことをしなければいけない、そしてそれが日々の仕事である、と言う状態は、病みます。
一生懸命、給料の為に時間を費やしていることが、相手から嫌われてクズ扱いされるかもしれないってなると、一体何のために働いているのだ?と思ってしまいますね。
それでも、給料がべらぼうに高いから、割り切って仕事しているというのなら、それはそれでアリです。
実際、私の別の友人が不動産投資マンションの営業をしていますが、違法なことはしてませんが、自分がクズだと思うし、思われていることもあると言っています。
それでもインセンティブ含めて年収2000万円を超えているため、辞めるに辞めれないという事を言っています。
毎日悩み、時折後悔しつつも、このまま突き進むしかないと、なかなか悲壮感漂ってました。
そいつは、体育会系で日本一を取った人なので、メンタルは鋼ですが、それでもしんどそうでした。
常人なら病んでいますね。
私も、営業をやっているときに、顧客の為にとか顧客の課題を一緒にみたいな夢物語と違う現実を見て、病みかけました。
売って売って売りまくれ、金を吐き出させろ搾り取れ、相手の都合は知らんから売れ、という、ある意味ブラックな感じでした。
俺はそんなことは出来ない!と思っていましたが、その感情を捨てないとミッションを果たせないと分かり、自分の想いを捨てた記憶があります。
クズでもカスでも何でもいいよ、達成できれば。
いつしかそんなマインドになっていたのですが、ふとした瞬間に我に返り、こんなはずじゃなかった、こんなことしたくないと、涙を流す日々でした。
こんな風に病んでしまわないように、早めに営業という仕事にケリをつけましょう。
まとめ
まとめますと、営業マンは、結構な確率で、クズだと思われています。
特に新規開拓の際の営業テクニックと称した詐欺に近い対応や、相手の事を一切考えない自分中心の激しいセールスは、嫌われる要素しかなく、そのやり方からも、クズ扱いされてしまいます。
また、中には、人として疑うような事さえも、売上ノルマの達成や未達後の強烈な叱責を避けるためには、やらざるを得ないのです。
やらざるを得ない、つまり、やりたくないけどそうしないと後々怖いという事から、それが当たり前になってしまうのです。
こうなると、クズ以下に思われてしまいます。
そんな風に思われて仕事するのは、モチベーションも下がるし、何よりも嫌ですし辛いですよね。
クズに思われないためには、そうなる要素を無くすことなので、ベストは営業を辞める方向で動き出すことです。
手段は色々ありますので、その選択肢を考えてみてください。
クズに思われるなんて、嫌すぎると思いますから、自力で道を変えましょう。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。