こうしたお悩みにお答えします。
営業の仕事って、家族やプライベートを犠牲にすることが多いなあと思いますよね。
と言うか、上司がそんな環境で仕事してきているから、それが当たり前、それでこそ営業みたいな悪い文化が受け継がれてますよね。
この令和の時代ですから、そうした時代遅れな仕事観を否定したいところですが、そうもいきません。
この記事では、仕事を優先しろと言われる営業マンのあなたに対して、私なりにアドバイスが出来ればと思っています。
仕事を優先しろと言われるのであれば、こちらも出るところ出て良いと思います。自力で変えていきましょう。
仕事を優先しろと言われる[営業はツライよ]
営業の仕事ではそれが普通[絶望]
仕事を優先しろと言われるのは、営業の仕事ではそれが普通です。
いきなり絶望的な回答でも申し訳ないですが、実態は上記の通り、仕事を優先しろと言われるのが普通です。
営業の仕事は、ビジネスの最前線です。顧客と一番多く接し、会話し、要求はもちろん時には不平不満を聞く役割です。
つまり、会社の代表として顧客と接していると言っても過言ではありません。
そのため、例えば重要なタイミングで休んだり居なかったりすることは、会社の評判や信頼に関係してくるわけです。
そこから、あなたの売上ノルマに対する影響も出てきます。となるとあなたの昇進や評価にも影響してくるわけです。
こうしたある意味では負のループにあるため、どうしても仕事を優先しないといけなくなる訳です。
顧客目線でも営業は仕事優先が普通
さらに絶望的な事実ですが、顧客から見ても、営業に対して仕事を優先しろと言うのは当たり前の事なのです。
最近はコンプライアンスや、取引先からのパワハラなどもありますので、顧客からは明確には言いませんが、明らかに、営業=仕事優先しろ、という見解があります。
例えば、令和のこの時代でも、「明日朝イチで見積を出せ」という依頼を定時後のの18時くらいにするなんてことはザラにあります。
普通に考えて、定時後に依頼をすること自体が異常ですが、これが当たり前で通っているのがビジネスの実態です。
営業としてはもちろん、会社としても得意先や顧客の依頼に対しては余程の事が無い限り対応しなくてはいけません。
仕事優先が営業としてのステイタス[謎すぎる]
仕事を優先しろと言われますが、それ自体が営業のステイタスとすら思われている謎すぎる実態があります。
例えば、顧客とプライベートで飲みに行ったとか、家の事何もしないで奥さんに怒られているとかを、自慢話のように話す営業が、世の中にはたくさんいます。
それだけ仕事を優先しているということが、営業としてスゴイと思われているからです。
「毎日客と飲んでいます!!」と言うと、「おお!すげえなオマエ!!流石だ!!!」みたいに歓声が上がり、全く飲みに行っていない営業に対して、「オマエもちょっとは見習え!」みたいに罵声を浴びせられます。
また、チームのみんなが残業しているのに一人帰るなんてのは和を乱す行為だ!なんて馬鹿げた事を言う人も居ます。
仕事を優先することが、営業として当たり前であり、働いて成果を出している証拠みたいな位置づけです。
終わってますね。
仕事を優先しろと言われる理由
そもそも仕事優先がサラリーマンの文化
そもそも、何よりも仕事を優先するということが、営業はもちろんですがサラリーマンとしての文化と言う点が一番大きいです。
家庭やプライベートを犠牲にして仕事をしている人が評価されたり、みんなから信頼され尊敬されるという冷静に考えて意味不明なナゾの文化がありますよね。
むしろ、家族やプライベートを犠牲にしていることすら気づいていないという、末期症状と言う可能性もあります。
さらに、仕事を優先しない人は、むしろマイノリティくらいの一般的な見方です。
だから、仕事を優先しないと、チームメンバーから、「あいつはサボっている」だとか、「みんな一生懸命働いているのにあいつだけ楽をしている」、などという陰口を叩かれます。
成果を出していても、こうして叩かれます。
営業は特に、全てにおいて顧客最優先
サラリーマンの仕事の中でも、特に営業の仕事は、顧客最優先、つまりは仕事を最優先しろと言われます。
中でも夜の会食や接待、そして主に土日のゴルフ接待という仕事がある時点で、完全にプライベートや家族よりも仕事優先という感じです。
家族との時間を優先したい、なんていう営業は、仕事してないのか?くらい思われます。
また、急な依頼や多くの仕事量の為に残業を多くしないといけない場合も多々あります。
そんな時に、家族が・・・とか言う営業は、社内からも顧客からも評価が下がります。
何故か。
営業は仕事が最優先で当たり前という風に思われているからです。
他の仕事は、正直、後回しにしたり多少遅れたりしても、大きな問題はありません。また、急な依頼等はありません。
しかし営業は、顧客からの要望や依頼があった場合は、それを後回しにしたり納期に遅れる等あった場合は、取引上大きな問題となります。
お詫びや謝罪をすれば済みますが、それを対応するための労力はすさまじく、ストレスフルです。
また、お詫びや謝罪で済んだとしても、信頼を失う可能性があり、今後のビジネスに影響が出ます。そうなると売上ノルマが達成できなくなりますし、それを許さない上司から詰められるなど、良い事ありません。
そのため、顧客からの依頼に対しては何よりも優先して対応することが求められ、かつ、営業としてもそれが当たり前という、ある意味洗脳のような状態になっています。
こうした理由から、営業は仕事を優先しろと言われるのです。
社内の交流や飲み会も最優先マインド
これも意味不明ですが、顧客の対応はもちろんのこと、社内の交流や飲み会も仕事の一部みたいな感じで、最優先で対応しろという感じです。
以前居た会社では、「大事なのは社内営業だ」という事で、社内の色んな人と飲みに行けという指令を後輩に出していました。
私は、仕事の時間で会話していれば別にいいんじゃないのということで無視していましたが。
このように、社内の人間関係を作っていく交流や飲み会は定時後に開催され、そこで親睦を深めることを最優先にしろと言う感じで求められます。
営業は、恐らく多くある職種の中でも一番多くの部署と関わります。
そのため、顔が広くなくてはいけないし、色々頼み事をする際に社内の人と良い関係を作る必要があるということが求められます。
が、通常こうした良い関係は普通の仕事で定時無いでGive and Takeをしていれば構築できるのですが、定時後の交流や飲み会で・・・という謎文化があります。
これらを何より優先しなければならないのが営業という仕事です。
仕事を優先しろと言われた実体験
社内の人から
営業同士の飲み会を拒否したら説教
営業部門を超えて、飲み会が開催されることがあると、よく勧誘されますが、そうした会を拒否したり欠席したりすると、説教を食らいます。
社内の人と酒を飲んで親睦を深めることで色々頼みやすくなる!という事らしいのですが、酒を飲まなくてもそんな事は可能です。
実際私はそうした社内の人と酒を飲まなくても、色々依頼できています。
が、こうした場に参加することを強く求められるので、ある意味仕事優先しなくてはいけないのです。
家族を理由にしたら説教
仕事の早退や休み、飲み会の欠席等を家族を理由にしたら、あとで説教を食らいます。
営業たるものそんな理由で仕事を後回しにするな!と言う事が言いたいのです。
いかに家族を犠牲にしているかを競い合うくらいアホな営業の集団もいますから、家族を理由にすること自体、営業として失格!みたいなことを言われます。
そうした環境で育った人が上司の立場になっているので、やむを得ません。
営業とはそういう仕事だということです。
家事や子供の世話はお前の仕事ではないというパワハラ
営業をやっていると、家事や子供の世話はお前の仕事ではないと言われることが多くあります。パワハラとも言える発言ですが、普通にあります。
みんなが残業している(残業代稼ぐために無駄に残っている人も居る)のに家事の為に早く帰るとか、子供のお世話があるとか言うと「は?何言ってんの?」みたいなことを言われます。
実際、今私が働いている会社で、ある飲み会の際に、子供の世話があるからと飲み会を中座したら、「そんな事は嫁にやらせておけ!今からそう伝えろ!!」と怒鳴り散らす上司が居ました。
酔っている事もあるので、語気を荒げていましたが、完全にパワハラですよね。
こんな下らないお叱りを受けるのは日常茶飯事です。
有給休暇なのに仕事
営業は、有給休暇でも仕事をしないといけないし、させられます。
それって有休じゃなですよね。
有休は取らないといけない法律がありますし、営業は仕事優先で色々山ほどやる事があるということで、間を取ったのが有給休暇なのに仕事という超矛盾状態です。
有休と言う風にスケジュールに登録していても、
「打ち合わせリモートでいいから出て」
「遅くても良いのでレスください」
などと平気で言ってきます。
また、打ち合わせしたい担当者が休みなら、「休みだけど出れないか聞いてみろ」みたいなことを言われます。
休みって字が読めないのかよって思いますよね。
でもそれが営業は普通です。
社外の人(顧客)から
夜に仕事依頼が来て納期は翌朝
顧客から、定時後や夜に依頼が来て、納期は翌朝と言うケースがあります。
急いでいるのは分かりますが、定時後の依頼が翌朝回答とか、普通に考えると常識を逸脱していますが、営業の仕事やその界隈、実際のビジネスの現場はそんなものです。
すなわち、定時後も必ず仕事をしている、翌朝まで時間があるからなんとかなる、という意味不明の思い込みがあるのですね。
あるいはそれが営業の仕事、って言う考えも持っています。
異常ですね。営業は、プライベートよりも何よりも仕事、顧客を優先しろというマインドがあるのです。
定時後に普通に呼び出し
定時後だろうが、顧客が働いていたらその時間に呼び出しを食らいます。
私が担当していた顧客から「納品されたものが要求したものと違う」と言われて、夜の20時くらいに電話で呼び出されました。
駆け付けたところ、延々説教を食らいました。
夜の20時に、今から来いとか、狂ってますよね。たまたま残業してましたが、既に帰宅して家族と過ごしていたらと思うと、ゾッとすると同時に、こんな顧客と何で付き合わなくちゃいけないんだって思いました。
営業ってつくづく、仕事優先だなって思います。
また、別の顧客でも似たようなことがありました。
その時納品したのは、ITシステムなのですが、ある時急に動かなくなって、エンジニアとともに呼び出されました。
完全に契約外の依頼で、普通は出来ない内容なのですが、そんなことは一切無視です。おまけに駆けつけて対応したら、完全に顧客が原因で起きた問題でした。
夜に呼びつけて、自分たちの問題なのに、お詫びの一言も無く終わりました。
クソだなって思いました。
営業という仕事は、優先順位のトップが仕事なのです。
有休に不快感(堂々とは言わないが・・・)
サラリーマンにとって当たり前の権利である有休ですが、営業が有休と言うと、不快感を示す顧客が居ます。
もちろん、堂々とは言いませんが、
「営業が有休なんてありえない」
「顧客をナメている」
「我々は仕事をしているし、そちらに金を払っているのに担当営業が休みとは何という事だ!」
みたいなことを、ウラで上司に直接クレームするなど、嘘のような話が令和の時代もあります。
何も悪いことしていないのに、こんな陰口を言われたり、不快感を示されたりします。
何なんだよって感じですよね。
仕事に人生を捧げろ、とでも言いたいんですかね。
いずれにしても、営業の仕事しているとこんなことが普通にあります。
まとめ
まとめますと、仕事を優先しろと言われるのは営業の宿命、それが当たり前の世界と言えます。
しかも、社内外問わず当たり前になってしまっています。
だから、夜依頼の朝納期というめちゃくちゃな要求が来たりします。
仕事を優先することが営業としてのステイタスみたいなマインドもあります。
営業の仕事をする時点で、仕事が何よりも優先しなくちゃいけないし、させられると思った方が良いです。
それがあなたとして受け入れられない、そうした辛い状況から脱出したいのであれば、営業を辞める手段を考えましょう。
営業をしている時点で、仕事最優先という理不尽な状況からは抜け出せません。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。