営業を辞めよう

営業って誰でもできる仕事なのか?経験者がリアルに解説

営業って誰でもできる仕事なのかな?価値が分かるのなら知りたい。

 

こうした疑問にお答えします。

 

どの会社にも営業部門はありますし、当然社員が居ますが、この人しか出来ない!ということはありません。

 

結論になってしまいますが、営業なんて誰でも出来る仕事ですし、簡単に代わりが成り立つ職種です。

 

実際に、誰でも出来ると言える場面を何度も見てきましたので、ハッキリ言えます。

 

この記事では、営業って誰でもできるのかを、実体験踏まえて解説していきます。

 

では行きましょう。

 

 

 

 

営業は誰でもできるものなのか?

営業は誰でも出来ます。ハッキリと言えます。

売るものの良し悪し次第

営業が誰でも出来るという理由の一つは、売るものが良いか悪いか、と言う点にかなり依存するということです。

 

どんな営業でも、売るものがイマイチであれば売れません。

 

反対にどんなポンコツ営業でも、売るものが競合に比べて圧倒的に優位性を持っていれば、売れます。

 

と言うか、営業が居なくても売れます。

 

デキる営業!ってよく言いますが、表向きであり、実際は製品が競合より優位であるがために、来る引き合いに対応している、と言うケースが見受けられます。

 

また、最近は、デジタルマーケティングやWebマーケティングの普及により、さらに営業の出番が減ってきています。

 

売るものが差別化できていて、マーケティング戦略と実行がうまくできていれば、営業不在でもビジネスとして成り立ちます。

 

営業は単なる価格交渉役、御用聞きになってしまい、それなら誰でも出来る、と言う風になります。

 

 

 

特別なスキルや資格が要らない

営業が誰でも出来るのは、特別なスキルや資格が要らないためです。

 

例えば私の今の仕事(IT企業)で言えば、プロジェクトマネージャーは、PMP(Project Management Professional)の資格(認定資格)を持たないと、出来ません。

 

また、以前居た会社では、技術士と言う資格や○○取扱資格者とか、△△管理者などが無いといけないという規定もありまして、誰でも出来るという仕事ではありませんでした。

 

もちろん資格を取れば誰でも出来ますが、サクサク簡単に取れるものではありません。

 

しかし、営業は、どんな業界・製品であっても、特に資格など全く要りません。

 

全くの無資格でも、「営業部長です」みたいに言うことができます。

 

そう考えたら、悪い言い方かもですが、無法地帯みたいなものですよね。

 

別の角度から見てみると、新卒がまず営業に配属されるという会社もあると思いますが、それも、営業の仕事が誰でも出来るという証と言えます。

 

新卒なんて、まだ何の仕事も出来ない状態ですが、それでも営業と言うのは、何もできないヤツでも出来る、という風にも思えます。

 

 

 

左遷や仕打ち異動先も営業と言うところがある

誰でも出来るもうひとつの事例と言うか、現状ですが、左遷だったり、仕打ちの意味での異動の先が、営業だったりするというのも、誰でも出来る事の証です。

 

例えば左遷は、昇格出来ないとか、使えない人材と言う事で、他の部署に飛ばすものですが、飛ばす先は、結構営業部門が多かったりします。

 

会社は余程の事が無い限り解雇出来ないので、雇い続ける必要があるのですが、細く雇い続ける仕事が営業と言う訳です。

 

不祥事を起こしたり、使い物にならないポンコツ扱いされている人が、行き先が無くて飛ばされる部署が営業と言うところも少なくありません。

 

特に、元々営業じゃないのに、営業にコンバートされた例えばエンジニア出身の方などは、辛すぎて辞めていきます。

 

もちろん、こうした会社が全てではありませんが、実態として、こうした左遷先が営業と言う事も、誰でも出来る扱いされている背景と言えます。

 

 

 

 

営業が誰でもできるという事が分かる実例

エンジニアから営業に転向させられた

これは実際、私の会社で起こった事ですが、エンジニアとしてキャリアを積んでいた人が、営業にコンバートされたという例があります。

 

左遷とか仕打ち的なことではないようですが、それにしても…って感じですよね。

 

しかも、結構なベテランのエンジニアまで営業の仕事をさせられていました。

 

結果はどうだったかと言うと、そのまま営業マネージャーになった人も居ますし、大型案件を契約して売れっ子営業になっている人も居ます。

 

エンジニアでキャリアを積んでいたのに、途中から右も左も分からない営業になって、それでも成績を残せるのです。

 

もちろん、タイミングよく大型案件の引き合いが来たとか、色々条件は重なります

が、逆に言えば、大型案件の引き合いが来たら、別に営業は誰であったとしても問題無く契約まで勝ち取れる訳です。

 

 

 

 

実業団を引退した後の配属が営業

以前の会社でのことですが、実業団選手として入社し、引退した後に配属されたのは営業です。

 

別にそれが悪いとも何とも思っていません。

 

言いたいのは、いわゆるスポーツ推薦で入社した人が、その後のサラリーマン人生として営業に配属されたことが、営業が誰でも出来るという事を物語っている訳です。

 

繰り返しますが、悪いとは、全く思ってません。

 

言ってみれば、年を取った新卒みたいな感じです。

 

そんな人が配属されるのが営業と言う事は、失礼ながら、そういった人でもやっていける仕事、と言う訳です。

 

誰でも出来るというシステムを作る事は大切ですが、そうなると、自分自身の存在価値が薄れてしまいますし、ロボットでもいいのでは?とさえ思ってしまいます。

 

 

 

完全未経験OKで募集している企業多数

完全未経験でもOK!と言う感じで求人を募集している企業がたくさんありますが、その時点で誰でも出来ますというをオープンに言っているのと同じです。

 

先に少し述べましたが、エンジニアなど、資格がないと仕事にならない職種はたくさんありますが、営業ほど、無資格と言うか何も求められないという職種はないです。

 

営業全く未経験でも大丈夫です!と言うことは、誰でも出来る、あるいは出来るようになるという事を指してます。

 

もちろん、その会社の育成プログラムが素晴らしくて、どんな未経験でも確実に売れる営業マンになれるという可能性は、あります。

 

そのため、一概には言い切れませんが、それでも、完全未経験でもOKという求人がある時点で、営業って誰でもいいんだなって思えてしまいますね。

 

 

 

 

営業誰でもできるからそのうち要らなくなる

営業は誰でもできる仕事であるということが広まると、そのうち、営業なんて要らないという風になります。

 

誰でも出来るならば、例えばロボットやAIにやらせるという事も不可能ではありません。

 

また、特にBtoBの営業は、冷静に考えると、コストをかけて安く売るという、めちゃくちゃ意味ない事が仕事になってます。

 

BtoBビジネスはどうしても競合と相見積もりになったり、調達や購買から安くしろと言われるケースが多々あります。

 

その場合、営業が対応して値引き等しますが、普通は高く売って利益を出したいところですが、営業が対応することで、安く売っている訳です。

 

買う側も、調達や購買の人件費や管理費がかかります。

 

営業のコスト、調達や購買のコストを削ることができれば、お互い良い結果になるのでは?と思いませんか?

 

営業がコストをかけて安く売っているならば、営業の給料や管理費を無くせば同じ値段で売っても利益が増える訳ですね。

 

調達や購買も同じで、多少高く買ったとしても、調達や購買の人件費を差っ引いた額で総額計算したら、その方がメリットが大きいという事が言える可能性があります。

 

つまり、営業も調達・購買も、お金をかけて無駄なことをしている、ということが言えるかもしれません。

 

そうなると、会社は、「営業は居なくてもいい」とか「調達や購買は居なくてもいい」みたいなことになります。

 

だってお互いその方が、利益が稼げるからですね。

 

すぐには無いと思いますが、そう遠くない未来に、営業が要らない、あるいは、別にいなくても問題無いという世界が来そうです。

 

そうなったときのために、営業以外の職種へキャリアを変えるという選択肢を考えておいた方が良いです。

 

今すぐ、と言う状況ではありませんが、検討や情報収集は開始しておいた方が良いです。

 

いざと言う時、リード出来ます。

 

 

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まとめ

まとめますと、営業は、ハッキリ言って誰でも出来る仕事です。

 

特段、資格も何も要りません。

 

実際、全く関係ない職種からコンバートされたり、転職の求人では完全未経験OKで営業を募集しているところがあるという点が、この誰でも出来るというのを物語っています。

 

誰でも出来るというのは、結局、売れっ子になるかどうかは、製品やサービスが競合に比べて優位かどうか、と言う点に因るということです。

 

そのうち、営業そのものが必要ではないという流れになってきたり、本当に限られた人しか生き残れない、つまり、とびぬけた成績を上げられる営業以外は要らない、という状況になっていきます。

 

営業は誰でも出来る仕事であるという事を念頭に置き、今後どうすべきか、よく考えてみることをおすすめします。

 

今回は以上となります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。