こうした質問に、現役Webマーケテターがお答えします。
激務な仕事は、やりたくないですよね。Webマーケティングの仕事は人気ですが、とはいえ、激務だと嫌だというお気持ちも良く分かります。
仕事のために生きるみたいなことは、したくないですもんね。
この記事では、Webマーケティングの仕事は、激務かどうかと言う点について書いていきます。
参考になれば嬉しいです。
では、行きましょう。

Webマーケティング職は激務?

そもそも激務の定義とは何か?
Webマーケティングって激務なのかどうかの前に、激務とは何か?が無いと、激務可動化は言えないですよね。
ハッキリ決まっていないようですが、一般的な話をします。
1ヶ月で80時間を超える残業
これは一撃で激務認定ですね。これが毎月続いているならば、確実に激務です。
私が新卒で入社した会社で営業していた時はこんな感じでした。
むしろ毎月100時間くらい残業してましたが、60時間までしか認められないという謎のルールがあり、40時間はタダ働きです。
激務を超えてブラックですが、給料が良かったので、グレー止まりと言う感じでしょう。
36協定を超える残業
36協定で定められている残業時間を超えることが毎月続くようならば、激務に近いと言えますが、激務と言う風に断言はできないかなと。
それでも、だいたい多くは36協定では、1ヶ月の残業時間は45時間までで、特別な事情がある場合は60時間とか65時間まで増やせるみたいに定められています。
この内容単体ですと、激務とは言えませんが、他にもあるストレスが強い等との合わせ技で激務と言う感じです。
サービス残業が多い
サービス残業をさせられる場合も、それは激務と言えます。
タダ働きさせられている訳で、しかも、それは「サービス」なので、青天井になります。100時間残業しても、それがサービス残業なら、表向きの残業時間はゼロです。
こうしたサービス残業が多い場合は激務認定となります。
実際、私が2社目で働いた超大手インフラメーカーですが、サービス残業だらけでしたね。36協定の月45時間を超える場合は部長の承認を経て人事に承認が必要になるのですが、それをやると部長の評価が下がるので、全く認められずでした。
「管理職」として、部下の労働を管理できていない、というレッテルを貼られるのです。
そのため、会社の入退室ログとの差で黙認される1時間以内のサービス残業を始業前と始業後にやり、36協定承認を回避するという、終わっている事をさせられていました。
こうすると単純に1日2時間くらいのサービス残業になります。
こうした事が黙認され、表に出ないサービス残業が多い会社も激務と言えます。
激務とは言えないが忙しい時期はある
上記の激務の定義を踏まえますと、Webマーケティング職は、激務とは言えません。
詳しくは後述します。
ただ、忙しい時期は、必ずあります。
いつごろ、という定期ではないですが、例えば私の会社(BtoBビジネスにおけるWebマーケティング)で言えば、以下のようなことがあるときは忙しくなります。
オンラインの大規模イベント
Webページの改定や更新
新しい企画と実行
過去の施策結果の分析とそれを踏まえた打ち手の検討
色々な施策が集中
こんな感じです。
それも通常やっている業務ですが、規模が大きくなったり、範囲が広くなったりすると、仕事量が増えるので、忙しくなります。
しかし、ある程度期限はあるものの、最悪それが超過しても問題が無いケースが多いので、平準化、つまり仕事の負荷をある程度調整することはできます。
実際、私が一緒に仕事をしているメンバーで、激務の基準を満たしている人はゼロです。
しかし、営業の仕事だとそうはいきません。
顧客との契約によって、納期や成果が定められていますから、いくら忙しくてもそれに間に合わせねばならないので、大変です。
Webマーケティングは、そこまで厳しい縛りが無いので、激務とは言えません。
Webマーケティングに限った話ではない
激務かどうかは、Webマーケティングに限った話ではありません。
どんな会社のどんな部署でも、仕事量に見合わない人数であれば激務になりますし、営業のような強烈なプレッシャーにさらされる仕事も激務です。
また、以前私の知人に居たのですが、総務部門で働いている知人が、週の半分は終電と言っていました。
更に、ニュース等でも良く見ますが、国会答弁を作成する各省庁の職員は、毎日タクシーで帰宅して始発で出勤等と言う現状もあります。
学校の先生も激務と言われてますよね。確かに、小学校なんて、朝8時半からすでに授業が始まるので、その1時間前くらいには出勤してとなると、7時半です。
それで、授業終わるのが15時すぎで、そこから職員会議だの、次の日の授業の準備だの、宿題の丸付けだの、なんだのしてたら、あっという間に夜です。
結構な激務です。
Webマーケティングが激務とは言えない事例

残業時間は少ないし定時退社も余裕
Webマーケティングの仕事に就いて感じたことは、営業の仕事に比べて残業は少なくて済みます。
定時退社も全然可能です。
上記の通りなので、激務とは言えません。
私は毎日定時に退社して、夕飯の支度をして、少しだけ残務処理をしたりするようなのが大きな1日の流れです。
残務処理しない日もありますから、サクッと定時で終われることも多々あります。
全く激務ではないですね。
同じ部署の人で、結構残業する人が居ますがそれでも30時間程度です。
ただ、実際話をしてみると、かなり余計な仕事をしていたり、完璧主義で時間がかかるような仕事の仕方だったので、実態はもっと残業は少なくて済みます。
なのでちょっと仕事の効率悪い人でも30時間以内に残業がおさまるということなので、激務ではないですね。
フルリモート可能
Webマーケティングの仕事は、フルリモートが可能なので、激務とは言えません。
リモートか出社かは、激務の定義にはありませんが、楽と言えるのでご紹介します。
私は、平均して、会社に行くのは月に1回くらいです。
ドアtoドアで会社まで1時間くらいですが、往復2時間が無駄なので行ってないです。
フルリモートであれば、無駄な残業(サービス残業)になる飲み会に誘われたりしないし、上司がいるから帰りにくいみたいなこともありませんので、楽です。
また、会社に居ないため誰にも見られていませんから、仕事の時間や、やり方は自由です。
いつ働いて、いつ休んでも(サボっても?)バレませんから、激務ではないですよね。
リモートワークで仕事が成り立つ時点で、激務ではないと言えるかなと思います。
プレッシャーが無いに等しい
激務のひとつであるストレスについて言いますと、Webマーケティングの仕事は営業の売上ノルマのような強烈なプレッシャーが無いので、ストレス値は低いです。
私も営業からWebマーケティングの仕事に転向して最初に感じたのは、顧客対応(訪問、交渉、その他)が無いだけでこんなに気持ちが楽で心地よいのか、って思いました。
半年毎に設定する個人の目標が定性的と言って、数値で測れないものにせざるを得ない仕事なので、数字に追われるプレッシャーが無いんですね。
売上ノルマ全然いかねえじゃねえかどうなってんだよ!!みたいな事を言われる事は無いです。
そういったプレッシャーやストレスは、Webマーケティングの仕事は無いので、激務とは言い難いです。
Webマーケティングが激務になる可能性ってある?

Webマーケティングの仕事が激務になる可能性があるのは、Webマーケティングの部署の人数が少ない場合です。
同じ言い方になるかもしれませんが、人数に見合わない仕事が出てきてしまった場合には、激務のような状態になる事はあります。
少ない人数で膨大な仕事をするので、それはどんな会社でも同じですし、どんな部署でも同じなので、ある意味当然です。
実際私の会社でも、会社のトップの方針で、オンラインイベントの規模を大幅に拡大することとなりまして、その際に、Webマーケティングチームの負荷が一時的に高くなり、36協定を大幅に超える残業となりました。
しかし、全員が高負荷状態となった訳ではなく、ある特定のスキルを持った人に集中したことによるもので、かつ、一時的(その月だけ)の長時間残業でした。
こうした36協定を大幅に超えるような仕事量が日常的なのが激務ですので、Webマーケティングが激務の可能性としては、一時的なものであれば可能性がある、と言う言い方になります。
Webマーケティング職への道は、未経験だけど転職活動で求人を探す手と、実践で使えるスキルを身に付けて転職する手があります。
未経験だと結構厳しい場合があるのですが可能性はゼロではないので、リクルートエージェントやマイナビエージェント、DODA等の大手転職支援サービスで探してみてください。
実践で使えるスキルを身に付けるためには、スクールと言う選択肢があります。ワナビーアカデミーやDMM.comが運営するマケキャンなどが未経験向けカリキュラムに加えて実務経験を積める事になってます。
ワナビーアカデミーもマケキャンも、無料相談をやってますので、興味あるのでしたら、一度話を聞いてみてください。


まとめ
まとめますと、Webマーケティング職は激務ではありません。
私の会社でも、私を含めたWebマーケティングチームは、残業は多くないし、リモートワークでストレスも少なく、売上ノルマに追われるようなプレッシャーもありません。
営業のときの激務度合いと比べたら、天と地の差です。
ただ、時々は、仕事が重なったり、大きな仕事が入ったりで、多忙になることはあります。それはどの仕事も同じなので、Webマーケティングだから、と言うのは無いです。
また、多忙なのは、あくまで一時的です。
激務と言われるような80時間以上の長時間残業もすぐに落ち着きます。その状態が数か月続くなんてことはありません。
今の仕事がで激務で辛いのであれば、Webマーケティングを目指してみて下さい。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。