こうしたお悩みにお答えします。
今の営業の仕事を変わりたいという思う反面、これまで育ててもらった恩もあるし、仮に異動出来たとしてあなたの穴をどう埋めるかという課題を残すことになります。
こうなると、異動希望は上司への裏切り、恩を仇で返すことにならないかと言う懸念が出てきますよね。
この記事では、実際に営業からWebマーケティングへ異動出来た私の経験から、異動希望をするに際してのポイントをご紹介していきます。
異動希望は裏切りなのか?
全く裏切りでも何でもない
お分かりかもしれませんが、異動希望は裏切りでも何でもありません。
あなたが取り組みたい仕事、やってみたいこと、得意(と思われる)事をアピールして適材適所の配置をしてもらうためのものです。
自己実現というとカッコイイ表現ですが、そのためにあなたの心の内を伝えます。
なので、裏切りでも何でもないです。
バックレで辞める方がよっぽど裏切りです。
更には、今の部署で定年まで働く!と誓った訳ではないですよね。
部署どころか、会社に対してもそんなコミットはしてないですよね。
だから、論理的に考えて、異動希望は裏切りなんてことは全く無い訳です。
上司の人柄次第
あなたが裏切りでも何でもないと思っていても、上司は「裏切られた」と思うかもしれませんが、これは完全に上司の人柄によって変わります。
私は両方のタイプの上司の元で働いたことがあるので、よくわかります。
オラオラ系と言うか、売上ノルマ未達だと叱責したり、よく詰めたりする上司は、異動希望は裏切りと言う感じに捉えました。
逆に、好きなようにやってくれ、売上ノルマ未達ならそれはそれで仕方ないというタイプの上司は、異動希望はとても前向きにとらえてくれました。
その人次第、と言ってしまったらそれまでですが、実際、上司の人柄、性格、ポリシー等で、真逆のとらえ方をされます。
かといって、裏切り者扱いするタイプから、そうではないタイプに変えることは不可能です。
その人のマインドや考え方を抜本的に変えないと、そうした性格的なところは変わらないからです。
誰に何を思われてもあなたの希望を最優先
本質的なところですが、裏切り者扱いをされようが何だろうが、あなたの希望を最優先すべきです。
裏切り者扱いされたからと言って、あなたの希望を取り下げ、現状のまま我慢する必要はありません。
確かに、裏切り者扱いされると、今後の事を考えるとやりにくいとか、上司には恩があるから仇で返してしまうのか、などと思ってしまいますが、全くそんなことを考える必要はありません。
考えるな、と言っても考えてしまいますから、意識して、不要な考えを無くしましょう。
すごくドライですが、自己中心的な考えで良いと思います。
仮に恩があるとしたら、異動先で活躍することが、恩返しになります。
どうしても気にしてしまいますが、そこは気持ちを強く持ち、周りの誰に何を言われても、何と思われても、あなたの異動希望を優先した方が良いです。
異動希望で裏切り者とならないためのテクニック
想いをしっかりと伝える
直球なことですが、あなたの希望や想いをしっかりと伝えることです。
裏切り者と言われてしまう一番の背景は、恩を仇で返すと言う風に捉えられてしまうことです。
確かに、上司から見れば、あなたは手塩にかけて育てた部下です。
時間と金(金は自腹ではないですが)をかけて指導・育成したけど別の仕事が良いと言われたら、それは悲しいですし、時にムカつくこともあるのは分かりますよね。
逆の立場で考えるとよくわかります。
とはいえ、あなたの人生ですから、あなたとしてこうありたい、と言うのをしっかりと想いとともに上司に伝えるべくしっかりと説明し、対話の時間を取りましょう。
想いは、メールや文章ではうまく伝わりません。想いは、言葉や感情に乗せて伝わります。
根回しと言われたらそれまでですが、しっかりと想いを伝えましょう。
今の仕事を決して否定しない
面白くない、モチベーション上がらない、つまらないなど、今の仕事を否定することは避けましょう。
本心としてそう思っていても、口には出さない方が良いです。
本音と建前と言う感じになってしまいますし、伝えたくなりますし、本心を伝えた方がスッキリしますし腹割って話せている感があるのですが、こればっかりは伝えない方が良いです。
悪い印象しか与えないからです。
「面白くないから異動したいです」
「モチベーション上がらないから異動したいです」
あなたが管理職なら、これを部下から言われたら悲しくなりますよね。
本音はそうかもしれませんが、建前としては、
自分の人生設計、キャリアプランからして、〇〇のような仕事をしたいと思う。
今の仕事に不満がある訳ではないが、△△の方が自分にも向いているのではと思う。
少しぼやかしている感は否めませんが、こんな感じで、伝えるようにしましょう。
誰でもそうですが、否定されるのは良い気分はしません。
上司は部下のモチベーションを高めて成果を上げてもらうようにするのが仕事ですから、それが「面白くない」とあなたから言われてしまったら、自分自身を否定されているというように感じてしまいます。
それが時に怒りに変換された結果、「裏切り者め」と言う風になってしまうのです。
本音で話をしたいところですが、ぐっとこらえて、建前で話すようにしましょう。
異動希望を出して裏切り者扱いされてしまったら
無視&人事に相談
裏切りと言われたら、無視して人事に相談しましょう。
異動希望は裏切りだと言う上司に対して、説明して説得しても、まず間違いなく、「そうか、わかったよ」とはなりません。
裏切り者の扱いから変わることはありません。
ですので、異動希望を出して裏切り者扱いされたら、無視するととも、一応人事に報告して相談しておくとよいです。
異動希望は会社で認められている制度なのに、裏切りだなんて、言われる筋合いは無いですよね。
とは言え、こうしたタイプの人間は、もめると面倒くさいので、これ以上波風立てずに対応した方が良いです。
無視して人事にチクるくらいで止めておきましょう。
また、そんな事を言う上司のもとでは、これからも働きたいとは思えないですよね。
持っている権利を行使したら、それは裏切りだというのですから。
裏切り者と言われたら、会社に見切りをつけるタイミングと理由になるとも言えますね。
異動ではなく転職やキャリアチェンジと言う手段を選ぶ
異動希望をして、裏切り者扱いされたら、正直その会社では、あなたはずっと裏切り者扱いされます。
異動先でも、裏切り者が来たみたいな感じで扱われる可能性があります。
もちろん先に書いた通り、特に上司の人柄によるところもありますが、裏切り者だなんて言う人が居る会社は、結構同じ人種が揃っています。
そういう文化なので、それが当たり前のようになっているのです。
そのため、異動出来たとしても、異動先での居心地が非常に悪かったり、後ろ指を刺されながら仕事したり、陰口を叩かれるなどと言う可能性があります。
もちろん、もし一旦異動出来るならしてみてから、と言う事でも、転職やキャリアチェンジと言う選択肢は遅くありませんので、ご安心ください。
無理してその会社に居続けることは無い、と言うことです。
異動することで、営業から抜け出せるけれど、裏切りと言われて不幸になりそうならば、その会社とはオサラバするのもあり、と言うことです。
通常の転職に加えて、営業が目指せるあらなたキャリアとしては、デジタルセールスやWebマーケティングが、営業の経験やスキルと相性が良いですね。
私も実際にそれらの仕事をすることになって、経験をしっかりと活かせているなと感じています。
裏切り者扱いされたら裏切ればよい
目には目を歯には歯を、ではないですが、あなたが裏切り者扱いされたら、裏切ればよいのです。
ハッキリ言って、あなたを裏切り者扱いしたところで、会社や上司は何もメリットが無いと思いませんか?
上司からしたら、部下は自分の成績を左右する貴重な人材なのに、それを裏切り者扱いするということは、ある意味自分の片腕を自分でもぎ取るみたいな事です。
それに、異動希望は自由です。裏切りもクソもありませんし、会社が認めた制度ですから、それを自由に使って何が悪いんだって思いませんか?
しかも、あなたの人生はあなたのものですから、裏切りとか言われる筋合いもありません。
非常識に見えるかもしれませんが、そこで泣き寝入りしたら、あなたはきっと後悔しますよ。
なので、ドライですし、社会人としては良くない対応ですが、裏切りと呼ばれたら、裏切ればよいです。
有休をフルに消化して、その間とか仕事の合間に次の仕事を決める転職活動やキャリアチェンジ活動をし、サクッと辞めてしまえばよいです。
まとめ
まとめますと、異動希望を出して裏切り者扱いされるというのは、全く筋違いです。
異動希望は会社も認めている制度ですし、適材適所をするための施策であり、自分の希望を堂々と言える数少ない機会ですから、それを活用するもしないも自由です。
正直、上司の人間性や人柄次第と言うところもあります。
出来れば穏便に異動出来るように、本音と建前を使い分けるようにしましょう。
もしも本当に裏切り者扱いされたら、それはその会社を見切るサインです。
躊躇なく、辞める前提で、次の仕事を決めための転職活動やキャリアチェンジを開始しましょう。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。