こうしたお悩みにお答えします。
営業やっていると、土日休めないことが多いですよね。
正確に言えば、実際に休めないときと、休んだ気がしない(気が休まらない)と言う感じですかね。
いずれにしても、異常な状態なので、土日休めるように対策を打つべきで、抜本的な対策が必要です。
この記事では、土日が休めなくて辛い営業マンのあなたに、抜本的な対策を含めてアドバイスをさせていただきますので参考にしてください。
営業は土日休めない
客と過ごす(過ごさねばならない)
営業が土日に休めない最も多い理由は顧客と過ごすからです。正確に言えば、過ごさねばならないからです。
接待ゴルフ
顧客の趣味に付き合わねばならない
例えば上記です。たった2つですが、かなりインパクト大きい2項目です。
接待ゴルフはよく聞きますよね。
ゴルフ好きなら会社の金でゴルフ出来て良いじゃんって思うかもですが、客に勝つ訳にはいきませんし、ワザと負けるという行為も失礼にあたります。
当然、顧客もゴルフは上手いのですが、せっかくの休みを気を使って楽しくないゴルフしないといけないってのはシンドイですよね。
これがまだ独身なら良いですが、接待ゴルフをやる場合はだいたい係長とか主任とか課長食ラスなので、小さい子供がいる時期です。
そんな時期に休みの日は接待ゴルフなんて、社畜ですね。
また、顧客の趣味に付き合わねばならないという事もあります。そんなの断れよと思うかもですが、歴代の営業マンが築き上げてきた伝統みたいな感じで、抜け出せないんですね。
実際私の会社でも、登山や釣りに付き合わされてます。
しかも最悪なのは、ゴルフもそうですが、登山や釣りも含むめて道具は自腹です。安くないです。数万円はします。
土日がつぶれるだけではなく自腹も切らないといけないのです。
辛すぎですね。
休日出勤(表向きの休みも含む)
営業は休日出勤が多いです。なので土日休めないことが多いです。
平日の定時は、顧客を足しげく訪問していますから、事務仕事をする時間がありません。事務仕事の時間を作ればいいと思いますが、それしている間に1件でもアポをねじ込まないと売上ノルマは達成できません。
なので、事務仕事は残業でやることになりますが、それでも終わらないことが殆どです。
そのため、どんどん事務仕事がたまっていくので、土日に処理しないとまた山積み式に増えていきます。
顧客のアポは大事ですが、事務仕事しないと契約手続きとかできませんから、それはそれで大事なのですが、後回しになるので、そのしわよせが土日に来る感じです。
また、休みだけど仕事しているという事も常態化します。
出社してないけど家でリモートで色々仕事している、しなければ終わらない、と言う感じです。
こんな感じで土日も仕事しなければならないシチュエーションが多い営業はシンドイですね。
客やプロジェクトメンバーが働いている
半分、人情もありますが、顧客やプロジェクトメンバーが土日に働いていたら、営業も働かないといけないみたいな暗黙のルールがあります。
と言うか、そうしないと、「なんだよアイツ、俺が働いてるのに」とか、「客が働いているのに営業が休んでいるとかなんだよ」みたいに思われます。
別に気にせず休めば良いのですが、何故かこういう時に休むと信頼を失うという訳の分からない事になります。
実際私もありました。
今の会社ですが、ITシステムを導入するプロジェクトを担当していて、仕事で使うものなので、土日祝日に作業をするんですね。
別に営業は何も出来ないので休んでればいいんですが、ある打ち合わせでは、「あれ?営業は出てこないの?なんだよ、注文もらったらそれで終わりかよ」みたいなことを言われた事があります。
もちろん私がガッツリ休んでいたので、あとでエンジニアから聞いた話ですが。
全く意味不明ですよね。出来ることが無いし役割も無い(営業としての役目は果たしている)のに、打ち合わせに出ないのはオカシイって、いやいや、その考えのオマエの方がおかしいよって感じです。
こういった話しって表に出ないですが、実態はこんな感じです。
休んだ気になれない(気が休まらない)
営業は土日も休んだ気になれません。
この令和の時代でも、土日にたくさんメールで依頼を出してくる顧客が居ますし、それを見ている前提で話を進めたり納期を定めたりしてきます。
また、上記の通り土日にエンジニアたちが作業をしているなら、それがトラブルにならないか、うまくいったか、など非常に気になります。
トラブルになってしまったら、お詫びしないといけないですから気が重いですね。
また、重要なプロジェクトのこととか、めんどくさい客からのめんどくさい依頼など色々なことが常に頭に残り、完全に頭をオフにすることができません。
ふとした時に仕事の事を思い出したり、こうしたらいいかなみたいに考えてしまう、もはやクセや職業病に近い状態になります。
土日は仕事しなくて良いのに、脊髄反射的に仕事してしまうみたいな感じです。
身も心も休まらないですね。
そのうち潰れるかもしれませんので、営業は大変です。
営業土日休めないのはなぜ?
客と一心同体という謎の一体感
営業は客と一心同体、何なら心中くらいに思われます。
客が土日に働いていたら営業も働く(することないのに出勤したりパソコン立ち上げたり)。
売上ノルマを達成するために、客の趣味に同行する、接待ゴルフをする。
客に趣味に誘われたらどんなことでも参加し、売上ノルマを達成につなげる。
公私ともに仲良くなるのは重要です。ぶっちゃけ、ビジネスなんて競合差別化とかではなく、良好な人間関係だったり、単純に好き嫌いである程度決まります。
なので、営業と客は一心同体でなければならない!みたいな、昭和なマインドがあります。それが土日休めない原因です。
営業はどんな場面にも居るべきと言う謎の商習慣
特にこれは顧客からの目線ですが、営業は常にどんな場面にも顔を出しているべきだという、営業分身の術みたいなことを当たり前に求められます。
習慣ともいえるでしょう。
どう考えても出番がない打合せに参加しなければならないのです。役目とか出番とかではなく、その場に居ることが大事、と言う感じです。
いやいや、こっちだってヒマじゃねえんだよって言いたいですが、売上ノルマの為にはガマンしないといけません。
なので、土日の打ち合わせに居ないと、信頼を失ってしまうのです。
理不尽すぎますね。
会社の金で土日遊べるという間違った理解
これは主にあなたの上司だとか、先輩が思い込んでいる間違った理解ですが、土日に接待ゴルフや会食をするのは会社の金だから楽しいだろという意味不明な理解があります。
確かに、ゴルフも会食も、けっこうお金かかりますから、そんな頻繁にはいけませんよね。
ですが、接待名目であれば、営業は会社からお金が出ます。
土日にゴルフ出来てうまいメシと酒が飲めるなんて最高じゃないか、という負の遺産とも言える全く間違った解釈です。
でもそれは、誰でも楽しいと思う訳ではないですよね。
土日しっかり休みたいですし、仕事に関わりたくないし、ましてや顧客個人となんて関わりたくないってのが本音ですが、そうもいきません。
代々そうしたことが伝統みたいな形で続いていることから、それが当たり前なんですね。
また、こうした土日の接待ゴルフや会食が、当たり前のように仕事の一部としてとらえられているのです。
じゃあ代休取らせろと言ってもそれは出来ません。なぜなら、会社の金で遊んでいると思われているからです。
これじゃあ、土日は休めないですよね。
営業は土日休めない状況を打破するには?
営業は土日が休めないという点について、ここまで解説してきましたが、じゃあどうしたら休めるようになるんだ?という事ですが、それは、営業を辞めることですね。
営業という仕事をしている以上、土日に何かしらの接待は今後つきまといます。
それが営業の仕事だからです。
いくらあなたひとりが、私はそんなことしません、と言っても、必ず付き合わされ、逃げ切ることができません。
実際、私の会社でも、若手から役員まで幅広く土日に接待ゴルフしたり、顧客と個人的に同じ趣味で一緒に過ごしている(大半は無理矢理その趣味に付き合っているのが事実)と言う感じです。
よって、あなたが土日にしっかり休めるようになりたいのであれば、営業から離れることが必須条件になります。
手段は色々あります。
異動、転職、キャリアチェンジが主な3つです。
どの手段が良い、どの手段なら確実に営業を辞めれるかと言う保証するものはありませんが、どれも「やってみる」が大事です。
異動の希望を出す、転職エージェントに登録して情報を収集する、キャリアチェンジに向けて無料説明会やカウンセリングに申し込む、などです。
転職エージェントは、大手のリクルートエージェント、マイナビエージェント、DODAあたりからまず登録して相談開始って感じでOKです。
エージェントと会話してみたり、提供してくれる求人情報を見て、ここはちょっとなあというエージェントがあれば使わなければOKです。
キャリアチェンジは、営業の経験を活かしたいならばWebマーケティングの仕事ですね。私の今の仕事でもあります。
こちらも転職エージェントから紹介してもらえる場合がありますが、未経験だとなかなか難しいので、転職支援つきのWebマーケティングスクールの話(無料相談、無料カウンセリング)を一度聞いてみてください。
未経験の方向けなのが、未経験特化の以下2つのWebスクールです。
合わないな、とか、お金かけてまではやれない、と言うのであれば選択肢から外せば良いです。
最初に選択肢として持つことが重要ですからね。
方法はどれが正しいとかありません。あなたに合った方法が正解です。
まとめ
まとめますと、営業は土日をしっかり休めません。
それは、過去に踏襲されてきた、文化と、営業としての仕事の位置づけが大きく影響しています。
土日も働くことが求められたり、営業だからと言う理由で、接待ゴルフや趣味に付き合うなどが当たり前のように求められるんですね。
もちろん毎週ではないですが、時に毎週と言う場合もあり得ます。
そのため、土日をしっかり休めるためには営業から離れる、つまり営業を辞めるくらいしないといけません。
営業という仕事である以上、土日に何かしら仕事に関する予定が入ってしまうリスクがあるからです。
手段は色々とありますから、早期に営業を辞める方向で考えてみてください。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。