こうした疑問に、現役でWebマーケティングの仕事をしている私が解説します。
ときどき、Webマーケティングの仕事は怪しいとか胡散臭いとか言う情報があるようですが、ぶっちゃけ完全に偏見と間違った理解です。
むしろ、胡散臭い仕事は他にもあります(笑)
この記事では、Webマーケティングの仕事は胡散臭いのか?と言う疑問に対して解説をしていきます。
Webマーケティングは胡散臭い?
全く胡散臭くない普通の仕事
何が原因で、Webマーケティングの仕事は胡散臭いという情報が流れているのか、極めて謎ですが、Webマーケティングの仕事は、全くもって普通の仕事です。
そもそも「胡散臭い」の意味は、疑わしいとか怪しいっていう意味です。
上場企業にも存在する仕事自体が、疑わしいとか怪しいと思われるのって、全く持って意味不明ですよね。
法に触れるようなことはしていませんし、誰かを騙したりすることもありません。
法人のビジネスやプロモーション、ブランディングで使われる手法のひとつなので、何一つ怪しい事はありません。
胡散臭いのであれば、そもそも社会的信頼とか、知名度のある企業が手を出すはず無いです。
たぶん理解が間違っている
Webマーケティングの仕事を、ネットでよく見る情報商材屋みたいなのと勘違いしているかもしれませんので、理解を間違えている可能性があります。
Webマーケティングの仕事は、ネットやSNS等を駆使して、売れる仕組みや知名度のアップ等を行う活動の事。
そして多くは法人での仕事、つまり普通のサラリーマンの仕事。
更に言えば、胡散臭い事をしたら、法人の立場からすれば、世の中やお客さんからの信頼を一瞬にして失うので、そんな事はしません。
信頼を失ったら、企業は売上が減り、最悪倒産にまで至ります。
仮に一瞬グンと売上を上げても、その施策が法に触れていたり、購入する人を騙したり、嘘をついていたりと言うのが判明した瞬間、その企業の信頼は地に落ちます。
そんなリスクを冒してまで、企業は、疑わしいような施策を打つことはありません。
ネットに出回る変な情報とは一線を画しますね。
Webマーケティングが胡散臭いと思われる理由
情報商材とかと混同してしまってる
先にも述べてますが、Webマーケティングの仕事を情報商材とかと混同してしまっている可能性があります。
あれも別に怪しくなくて、その金額に価値を感じた人が買っている訳ですし、全員がその通りの成果を上げられる保証はない上にそれがきちんと注釈などでも記されてます。
それに価値を感じて買い、それで成果が出なかったから、「あれは胡散臭い情報商材だ」というクレームを言うという、いわばカスハラですね。
こうした成果の保証ですが、営業やっているあなたならわかりますが、普通あり得ないですよね。
絶対壊れませんっていう製品なんて無いですし、だからこそ3年保証とか5年保証と言うサービスがあります。
少し脱線しましたが、情報商材が怪しいということを言いたいのではなく、Webマーケティングの仕事と情報商材の販売が混ざってしまっているということです。
更に、情報商材が怪しいという先入観、周囲からのそうした声、更には保証などされるはずがない成果及び成功が当たり前のように思っている、と言う買う側の問題もありますね。
条件が良い場合が多いのでウラを勘ぐってしまう
Webマーケティングの仕事は、条件が良い場合が多いので、「何かウラがあるのではないか?」「条件も給料も良いなんてそんなウマい話無い」と言う風に勘ぐってしまっていると思います。
確かに、Webマーケティングの仕事は、他の仕事や同業のマーケティングの仕事と比べて給料が高いケースもあり、また、フルリモートも可能な仕事と言う事で条件が良い事が多いのです。
条件が良いと、やはりウラがあるのでは?と思ってしまうのは自然なことです。
事実、私は2023年時点で30代後半ですが、年収は1000万円以上あります。それでいて、リモート中心、営業のようなノルマは割合として多くない、という最高な感じです。
怪しい仕事で稼いでいるから給料が良い、と言う風に考えてしまうんですね。
「買わせる」と言う誘導尋問っぽい
Webマーケティングの仕事は、直球で言えば、より多く買ってもらう、買わせるための仕組みや宣伝、もしくはイメージを植え付ける等のため、色々と策を打つことです。
これらが、誘導尋問のように感じる人も居るため、胡散臭いとなるのです。
例えば、何かを買ったら、おススメやこれはどうすか?などというポップアップ広告と呼ばれるものが出てきたりすますよね?
Amazonとか楽天とかで買い物をしていても、「あなたへのおススメ」と言う感じで宣伝が入ると思います。
これを見ると、素人目線でも、買わせよう感が満載ですよね。
実際、そう感じる人が多いですが、こうしたプロモーションの仕方が、統計的に売上アップにつながるデータがあるのです。
だから、Webマーケティングの施策としては有効なのですが、一般的には、買わせるための誘導尋問のように見えるのです。
最終的には、買う人が判断しますので、勝手に買い物かごに入る等はありませんが、こうした点が胡散臭さを感じさせるものになるのです。
覚えのない知らないメルマガが飛んでくる
Webマーケティングの策のひとつとして、メルマガ(メールマガジンの略)がありますが、覚えない知らないメルマガが来たことは無いでしょうか?
こうした、覚えのないものが来ることにより、勝手に個人情報が使われていると思う点が胡散臭さを招いています。
が、これらは全てきちんと個人情報の規約に応じて対応されているので、メルマガを送る方としては、至極全うにやった結果です。
例えば、BtoCでもBtoBでも、「〇〇の個人情報の規約に同意します」みたいなチェックボックスを入れて初めて登録できたり、申し込みが出来たりと言う事があると思います。
たぶんあれは殆どの人が読んでないと思いますが、そこには、ざっくり言うと、「あなたの登録したメールアドレス等の個人情報を、一定の範囲で使いますよ」と言う事が記載してあります。
一定の範囲は様々ですが、例えばグループ会社でも使いますよ、と言うのが一般的です。他社に勝手に知らせるのは個人情報保護法違反等となりますので。
これにより、覚えのないメルマガが来ることがあるのです。
しかし、これはあなたがそうして良いよと言う同意をしたからです。
勝手に個人情報を横流しされたなどではなく、きちんと規約通りの運用です。
とはいえ、みんな規約読まずに登録しているので、こうした誤解が胡散臭さを感じさせる事になっているのです。
Webマーケティングでも胡散臭くないのってあるの?
BtoBのWebマーケティングなら、胡散臭さはかなり減ります。
BtoBの場合、購買行動の中に「上長の承認」や「調達管理」が入るため、BtoC、つまりあなたが普段Amazonや楽天から買うような感じでポチッとなとすぐ買うことはありません。
なので、BtoBのWebマーケティングは、知名度の向上、企業HPへのアクセス増加、イメージアップ等がメインの目的です。
買ってもらう、1人当たりの単価を上げる、というBtoCビジネスの会社で行われているWebマーケティングとは少し違います。
例えば、その企業が提供する製品やサービスはもちろん、それに関連する業界、動向などをブログ記事などで情報発信していくとか、メルマガを送るとかです。
それこそ、SEOという、Googleなどで検索して上位に表示されるような工夫をしたり、Webセミナーを実施したりと、多種多様な取り組みです。
実際私もそうしたミッションがメインで、買わせるような誘導だとか、こちらもどうぞ!みたいなのは一切やってません。
最も注力しているのは、やはり、どうやってHPにアクセスしてもらい、ビジネスの種を作るか、と言う点です。
なお、先ほど、メルマガが覚えのない所から来て不信感と言う風に言いましたが、会社のメールアドレスだったら別に問題無いですよね。色々来るのはうっとうしいかもしれませんが、プライベートの個人情報ではないのでその点は安心です。
このように、BtoBのWebマーケティングであれば、買わせるとかおススメはこれというポップアップみたいなのも出ませんから、胡散臭さはかなり減りますよね。
目指すに際して、少し安心材料かと思います。
まとめ
まとめますと、Webマーケティングの仕事が胡散臭いと思われているのは、誤解もありますし、直感的にそう感じてしまうというのが要因です。
売上を上げるためのひとつの手段がWebマーケティングなので、そりゃあ買ってください、こちらもどうぞ、という事はやって当然ですが、それを裏で言わば操る仕事になるので、胡散臭いと言われるのです。
とはいえ、ビジネスの方法論として成立していますし、会社に専門部隊も居ますから、何の怪しさも無い仕事です。
もし少し不安であれば、BtoBのWebマーケティングができる仕事が良いです。
BtoBであれば、もっと買ってください、こちらもどうぞ、と言う事はあまりやらないので、胡散臭さはかなり少ないです。
実際にBtoBでWebマーケティングやっている立場なので、確実にそう言えます。
参考になればと思います。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。