こうしたお悩みにお答えます。
30代と言えば中核の位置づけですが、反面、このままでいいのか?という悩みも出てくる頃です。
同期でも先に役職につき始める等、出世の差が出てきたりするのもこのころです。
営業に配属されてやりがい無いし嫌で辛いけど惰性で来てしまって、ふと立ち止まった時に、将来の事を考えてしまいます。
この記事では、そうした立ち止まったときに、営業辞めたいって再度強く思った時に、損せず辞めれる選択肢をご紹介します。
すぐに、と言うのは無理ですが、最短半年と言う感じです。
では行きましょう。
営業辞めたい30代が一番損しない辞め方
ズバリ、社内異動です。
社内の異動なら違う職種でも全然可能
今居る会社であれば、営業から違う職種でも、異動することは全然可能です。
私は実際に、営業からWebマーケティング&マーケティングの部署に、30代で異動しました。
異動の希望を出し、それが通ったというものです。
また、私の会社の中では、実際に以下のような異なる職種への異動が実現しています。
営業から人事
広報から営業
営業からマーケティング
技術からマーケティング
技術からデジタルマーケティング(カスタマーサクセス)
私の知っている人たちですが、全て希望を出して異動をしています。
今の会社の中であれば、多少畑違いでも、実績などで、部署異動が可能です。
そしてそれが、一番損しないです。
給料が減る事も無いし、知らない人間関係に飛び込む不安もありません。
履歴書や職務経歴書も要りませんし、面接もありません。
一番楽です。
もちろん、ただ異動申請するだけでは、うまく実現しないこともあります。
戦略的に行動することで、実現の可能性を高めることが可能です。
30代で異業種転職は厳しい
30歳を超えると、異業種の転職は厳しく、営業を辞めたいからと言って、転職によって違う仕事に就くのはかなり厳しいです。
理由は以下です。
即戦力を雇いたいという採用側の想いとマッチしない
営業を7年~8年経験しているためあなたは即戦力扱い
30代をイチから教育する余裕は無い。と言うかそんな中途採用はコスパが悪すぎる
上記の通りです。
つまり、あなたが、「30代だけど異業種にチャレンジしたい」という前向きな理由で合っても、市場はそれを求めていないため、全くマッチしないのです。
そのため、応募しても書類選考で落ちますし、書類選考通過しても面接で落ちます。
また、実際転職を経験したことから言えますが、20代や30代前半でも、営業以外の求人を紹介してもらえるケースは少ないです。
理由は以下です。
転職エージェントにとってメリットが無い
どういう事かと言いますと、転職エージェントのビジネスモデルが、成果報酬だからです。
つまり、あなたの転職が成功して初めて、転職エージェントは成果を得られるので、出来る限り転職の可能性が高い求人を紹介したり、転職成功する人を優先するなどします。
彼らも同じ営業ですし、売上ノルマ達成が必要であるため、営業から異業種を狙う30代のあなたは、転職エージェントにとって、正直、優先順位を低くしたい存在になります。
営業を即戦力として、営業の求人に転職させた方が、支援期間も短く高い成果を得られるからですね。
即戦力の場合は給料アップすることが多いです。転職エージェントの成果は転職後の年収の〇%と言う感じなので、給料アップは転職エージェントにとってもメリットなのです。
あからさまに、転職エージェントから、めんどくせえなと思われたりそういった扱いをされる事は無いと思いますが、見込みがない、つまり転職エージェントから見て、転職成功の可能性が低いとみなされる可能性はあります。
そうなると、「ちょっとウチでは紹介出来る求人が無いです」と言う風に断られる可能性があります。
あなたも営業やっていて、少額の案件なのにめちゃくちゃセールスの工数がかかる案件は、やりなくないですよね?
それと同じです。
30代で異職種転職は手ぶらでは無理
時にネットで、30代ということだけではなく、営業から全く違う職種に転職した、と言う経験談があると思います。
でもそれはよく見ると、手ぶらでは無いです。
手ぶらと言うのは、言ってみれば営業時代の履歴書と経歴書と、次の仕事への意気込みだけで転職活動に臨むことです。
一瞬で跳ね返されます。
実際に、営業から違う職種に転職できた人は、堂々とアピールできるようにして転職に挑んでいることが多いです。
例えば、資格です。私が以前読んだ営業から経理に転職した人は、簿記1級を獲得して転職活動に臨み、経理職への転職を果たした、と言うものです。
簿記1級は合格率10%なので超難関ですね。
こうした資格を取っておけば、異職種でも転職の可能性は高くなります。
実務で有効な資格ほど、良いですね。
営業から異業種への転職を狙うのであれば、こうした実務で活かせてインパクトを与えられる資格を持っていることが、前提というか最低限必要、くらいな感じです。
そうじゃないと、逆にあなたが採用する立場ならば、営業出身の未経験者の30代を、戦力として採用しますか?と言う話です。
もっと言えばその採用は、あなたの評価、つまりは昇給やボーナスに関わるとなると、間違いなく採用しないですよね。
そういう事です。
営業辞めたい30代が異動を実現するには?
詳細こちらに書いていますが、この記事でも紹介します。
社内の公募を探す
私の会社でもありますが、社内の公募を探しましょう。
応募条件もあるかと思いますが、こうした社内公募は異動するため、そして今の営業を辞めたあなたにとっては良い選択肢です。
もちろん、公募で募集している部署が、あなたにとって全く興味がないとか、全くやっていける自信が無いという事ならば、見送る必要がありますが・・・。
いずれにしても社内の掲示板などで、公募が無いか調べてみましょう。
公募があり、少しでも興味があるならば、エントリーするのが良いです。
異動が叶うかもしれません。
異動希望を出し戦略的行動で異動を実現させる
もうひとつが、一般的な異動希望を申請することです。が、ただ単に異動希望出しても簡単に通らないので工夫が必要です。
自分の力で行動を起こし、異動を実現させるのです。待っていてはダメです。
どの部署に異動したいか複数選ぶ
まず異動希望と言っても、あなたがどの部署に異動したいのかを複数選びましょう。
あなた自身、どの部署に異動してどういう仕事をしたいか?と言う点をハッキリさせることが大切です。
更には、可能ならば、その部署が人員を求めている、と言う事が分かれば狙いを絞れます。
私の場合は、営業よりもマーケティングをやりたいので、それが出来る部署はどこか、と言う事で探しました。
ただ単に、異動したいですというのだけであれば、おそらくどこも拾ってくれません。あなたを迎え入れるメリットが分からないからです。
特に異動先の部署長から見れば、あなたは成果を上げる人間と思ってもらわねばなりませんから、その見込みがないのに異動を受け入れることはしません。
自己分析やキャリア設計もしたうえで、異動希望部署を選定しましょう。
すぐ異動したいと申請する
異動希望申請の際、すぐに異動したいと申請しましょう。
恐らく、異動希望時期は、いくつか選択肢があるはずです。半年後とか1年後とか、数年後とか。
必ず、すぐに異動したい、と言う風にしましょう。その方が意欲が伝わります。
異動は、どの部署に異動するかにもよりますが、役員会議で審議される必要があるケースが多いですし、異動の審議は、役員会議でも半年に1回とか、多くて3ヶ月に1回くらいなので、前倒しで動かないと、どんどん遅くなります。
また、異動希望も頻繁にある訳ではなく、年に1回、多くても年に2回でしょう。
今の部署の事も考えられますが、あなたの願いを優先し、すぐ異動したいと申請しましょう。
異動希望先の部署長と仲良くなる
出来れば、異動希望先の部署長と知り合い、仲良くなるようにしましょう。
これで、グンと異動希望の可能性が高まります。
やはり、全然知らない人よりも、ある程度知っていて、どんな感じの人間か、どんなスキルや考え方を持っているのか、と言うのが分かっていれば、受け入れやすくなります。
実際私は、異動希望出した部署長とひょんなことから個別に色々会話したり、チャットで相談受けたり等しまして、それもあり、異動が実現しました。
全く知らない人ならば、以下のようなことで、お近づきになれます。
その部署長がリードしている社内の活動に参加する
信頼できる人からツテをたどって紹介してもらう
仕事絡みで何とか相談できる状態にする
部署長は、色々社内で活動をしています。部署横断活動などです。そうした活動に顔を出すことで、知り合いになれます。
その活動に全く興味が無くても裏目的でその部署長に近づくという戦略もありです。
また、ツテをたどって紹介してもらうのは慎重さが求められます。
信頼できる口の堅い人でないと、あなたが異動目当てで近づいているのを、面白おかしく社内の人にリークされる可能性があるからです。
本当に信頼できる口の堅い人に依頼しましょう。
最後は王道と言えば王道ですが、仕事に関してその部署長のミッションに絡むような仕事を作って相談するというものです。
ハードル高い気がしますが、これも顔見知りになるひとつの手段です。
異動を希望する部署長と仲良くなれれば、「引っ張ってくださいよ」と言っておきます。
実際私も仲良くなって会話する機会が増えて、その中で、自分を指名してくれと言いましたし、異動先の部署長も、「オマエの事、名指しで指名しておくよ」と言ってくれました。
そのおかげで、半年足らずで異動が実現(実際に異動出来たのはその後ですが、内示が出たのが半年後くらい)しました。
異動したい部署をしぼり、戦略的に行動すれば、異動は実現させることができます。
まとめ
まとめますと、営業を辞めたいと思っている30代が、営業を辞める事を実現する手段は異動に絞って行動するのが一つの手段です。
異動であれば、転職活動も要らないし、履歴書とか職歴所とかも作成しなくて済みます。
今の会社の文化とか社風にも知っているので、馴染みやすいです。
つまり、損が無い状態で、営業を辞めることが可能です。
社内で公募と言うのもありますし、異動を希望する機会もあるので、最大限、そのイベントを利用しましょう。
また、単に異動希望するだけではなく、異動先の部署長にあなたを売り込むべく、知り合いになったり色々と話す機会を作ることで、異動が現実味を帯びてきます。
戦略的に行動していけば、異動が実現します。
頑張ってください。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。