営業を辞めよう

体調不良で退職すると嘘をつくのはまずい?[経験者が解説します]

体調不良で退職すると嘘をつくのはまずいのかな?波風立てずに辞めたいからそうしようと思っているがどうなんだろう?

 

こうした疑問にお答えします。

 

退職時に理由って必ず聞かれます。が、言いたくない、言えない理由もありますよね。そんな時に嘘をつくことがアイデアとしてあります。

 

体調不良という嘘をつくことが、どうなのか、と言う点について、解説していきます。

 

私は実際に、体調不良を理由に退職するという嘘をついて辞めた経験があります。具体的にはメンタル系の体調不良と言う理由を伝え、波風立てずに辞めることが出来ました。

 

その経験を踏まえて、解決させていただきます。お役に立てば幸いです。

 

 

体調不良を理由に退職するという嘘はまずい?

全然まずくない(経験者は語る)

体調不良を理由に退職するという嘘は、何もまずくありません。実際、噓をついて辞めた経験からそう言えます。

 

強いて言えば、嘘をついているのは悪いと言えるかもしれませんが、あなたに限らず、転職経験者の多くは、本当の理由を言わずに転職しています。

 

こちらのグラフをご覧ください。

 

 

人事のミカタという、転職支援サービスのen Japanが運営しているサイトにある情報を引用したものです(引用ページはこちら)。

 

会社に伝えた退職・転職理由は本当のことを言ったというのが約半数です。

 

つまり、半数の人は、本当の理由ではない、すなわち嘘をついているということです。

 

ホンネとタテマエと言う感じですかね。

 

あなたは体調不良という嘘の理由を伝えようとしていますが、内容がどうであれ、嘘をついている人は大勢いるということです。

 

ですから、別に問題はありません。

 

この記事の後半でご紹介していますが、私も体調不良と嘘をついて辞めた張本人ですが、別に何の弊害も被害もありません。

 

気にしなくてOKです。これで、少しでもあなたの不安が減れば嬉しいです。

 

 

 

マイナスな事は何もない

体調不良で退職と言う嘘は、理由が「体調不良」と言う事だけであり、別にマイナスな事は何もありません。

 

上記のとおり、私自身は、本当の理由を言わずに体調不良と言う理由で辞めましたが、退職金が減る訳でも無ければ、次の仕事に影響は一切出ていません。

 

また、次の仕事先に対して、「体調不良で辞めています」なんて情報が来るはずもありません。

 

完全に個人情報漏洩になりますから、そんな情報は外に漏れることはありません。

 

このように、体調不良という嘘の理由で辞めても、何もマイナスは事は起こりませんし、実際に起こっていません。

 

 

 

メンタル系の体調不良がベストチョイス

体調不良を理由に退職するという嘘をつく際、メンタル系の体調不良を理由にするのがベストです。

 

メンタル系は、完全に腫れ物扱いされるので、この時ばかりは腫れ物になる方が楽です。

 

メンタル系は、未だにどう接して良いのか分からない人が多いですし、上司のパワハラが原因でそうなれば、なおさら触れられない状態になります。

 

また、病気を証明する書類のようなものも、あまり求められません。それを出せという命令をすること自体が、メンタル系は、悪化につながるものであるからです。

 

上司のその一言で、悪化して入院みたいになってしまったら、最悪、傷害罪や労災みたいな感じで会社にとってまずい自体になりかねません。

 

なので、メンタル系の体調不良を理由にしておくのが、色々めんどうなことにならないのでベストです。

 

 

 

体調不良で退職すると嘘をつくメリットデメリット

メリット

送別会とか無い

私的にはこれがなかなか最高だったのですが、体調不良で退職するという嘘をつくと、送別会がありません。

 

辞めたり異動したりとなると、やたらとそれを理由に飲み会を企画するのがサラリーマン、特に営業の人間の性です。

 

しかし、体調不良を理由にしておけば、飲み会を開きづらくなります。

 

そりゃそうですよね。

 

体調が悪いのに、「よし!パアーっと送別会やるか!!」と企画出来る人は、相当空気の読めないポンコツです。

 

と言うか、普通の人なら、送別会とかできないしやるべきではないという判断をします。

 

送別会というのは、嬉しい反面本当にめんどくさくて、主催者が何人も現れるのでそのたびに参加しなければならないので、非常にだるいです。

 

特に私は飲み会のノリが嫌いなので、体調不良を理由にして退職したことで、一切送別会などが無かったのが、最高に楽でした。

 

 

 

根掘り葉掘り聞かれない

体調不良を理由にすることで、根掘り葉掘り色んな事を聞かれなくなります。

 

これは非常に精神的にも楽です。

 

体調不良と言う事なので、聞く側から見れば、完全に腫れ物に触る感じになるので、それならばいっそのこともう放っておこう、となります。

 

実際私自身、体調不良を理由にしたことで、次の仕事はどうなっているのかとか、どこに住むのかとか一切聞かれませんでした。

 

1社目を辞める時は、これまた嘘ついて、ベンチャー企業に転職するということにしたのですが、その時は、

 

「どのベンチャー企業だ」

「そんなところ、俺がお前の兄貴や父親なら殴ってでも止める」

「どういう経緯でそこに行こうと思ったんだ」

「うちの会社と競合ではないという事で良いのだな?」

「どこに住むんだ?」

などなど、次から次へとあれやこれやと聞きまくられました。

 

しかも、課長→部長→事業部長の順番で何人も似たような事を聞いてくるので何度も同じことを言わないといけないという非常に面倒な事態になりました。

 

もう今後会わないので、「答えれません、すいません」と言う風にしてぶった切った質問もありましたが、ステップアップとかを理由にすると、こんな感じで色々根掘り葉掘り聞かれます。

 

体調不良を理由にしておけば、「体調が良くないのだから、あれこれ聞くのは辞めよう」となります。

 

 

 

デメリット

体調不良の『フリ』をしないといけない

体調不良という理由ですが、それは嘘なので、『体調不良のフリ』をしなければなりません。

 

1日や2日ではない期間、体調不良のフリをするので、これは意外とシンドイです。

 

私もやりましたが、何となく集中力が無いようにするとか、無口になるとかです。

 

まあでも体調不良と言っておけば、それ以上は何も言われませんし、「本当に体調不良なのか?」と言う風に詰められたりもしないので、あまり心配する必要はありません。

 

表情についても、マスクをしておけば読み取られることはありませんから、マスクをしておきましょう。

 

最近はコロナでマスク当たり前ですが、私は体調不良でやめることにしたとき、特に風邪も流行っていなかったのにマスクしていました。

 

表情を読み取られないようにするためです。

 

もしも聞かれたら、「乾燥するので」とか適当に理由をつけていました。

 

 

 

引き留めに合うかもしれない

良い会社、良い上司ならば、引き留めに合うかもしれません。

と言うのは、会社にもよりますが、体調不良の場合、有休を消化させて回復を待ったり、傷病休暇など怪我や病気の際に使える休暇制度があるからです。

 

こうした制度を利用し、辞める前に踏みとどまって回復を待ってはどうか?という提案をしてくる場合があります。

 

休めるし給料ももらえる(傷病休暇の場合は全額ではないが)と言う点では、あなたに何もマイナスな事が無いので、断りづらいですが、そもそも嘘をついてでも辞めようと思っているので、そんな良心的な事をしてくることは無いと思われます。

 

実際私も、上司含めて会社に対して嫌気が指して辞める事にしたので、そんな風に、まず会社に踏みとどまって病気を治せばいい、みたいなことは、一切言ってきませんでした。

 

何なら、「体調不良なんだからさっさと辞めろ」と言う感じで有給消化さえ認めないというクソみたいな感じでした。

 

 

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体調不良で退職する嘘をついた私の実体験

本当は上司のパワハラと組織の腐敗

辞める本当の理由は、上司のパワハラと、組織が腐っていたことを実感したためです。

 

しかし、そんな事は言っても意味が無いし、辞める理由として成立しません。

 

一身上の都合により、と言うのが良く退職届等で書かれますが、実際はそんな一言で済ますことは難しいです。

 

なんでどうして、と色々聞かれます。

 

それがめんどくさいし、関わりたくなかったので、私は、メンタル系をやられてしまった事による体調不良を理由に嘘をついて辞める事にしました。

 

もちろんそのメンタル系の体調不良の理由は、本当は上司のパワハラなのですが、それを表に出すとめんどくさいし、変な事に巻き込まれそうな気がしたので、適当な理由を付けました。

 

妻が仕事を辞めて見知らぬ土地についてきてくれたが、知り合いも居なく引きこもり、病んだ

 

そういう境遇にさせたのは自分のせいだと責任を感じ、自分もメンタル不調に陥った

と、上記のような事を言いました。

 

今考えれば、詰めが甘すぎな嘘でしたが、何も言われなかったので、これで押し通しました。

 

 

 

今後何も決まってませんという嘘までセット

次の就職先はもちろん決まっていましたが、今後の事は何も決まっていません、というさらなる嘘までがセットです。

 

何故なら、メンタルの体調不良なのに、ストレスも負荷もかかる転職活動ができるのはオカシイと思われるからです。

 

嘘ですから、転職活動とかも全然できます。

 

が、辻褄が合わなくなるので、次の就職先は、何月から働くかまでも、既に決まっていましたが、それも隠し通しました。

 

こうした辻褄を合わせる事は、嘘で退職するのに非常に重要になりますので、しっかりと対策や考慮が必要です。

 

 

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嘘は嫌だったが静かに去りたかったので選択

嘘をつくのは嫌でしたが、めんどくさい事にならないようにだとか、送別会を企画されるとかがうっとおしくて、出来るだけ関りたくなかったので、嘘という選択をしました。

 

辞める事について、話をする人、話をする機会が増えれば増えるほど、ボロが出る可能性があります。

 

嘘ですから、少しでもほころびが出ると、一気に嘘がバレます。

 

送別会とか、無礼講な場だと、辻褄を合わせることが出来なくなったりします。

 

また、辞める本当の理由のひとつに、組織の腐敗がありましたから、出来るだけ関わることなく静かに会社を辞めて関係を断ちたいと思っていたというのもあります。

 

少しでも早く、腐った組織から逃げ出したかったんですね。

 

おかげで、最終日は、上司以外誰にも知られる事無く、普通に仕事を終え、帰宅しました。最終日とは思えないくらい、普通の就業でした。

 

最高でした。

 

ですので、悩んでいるようであれば、体調不良を理由に嘘ついて辞めても全然OKですし、うまく辻褄さえ合わせればバレませんよ。

 

 

 

 まとめ

まとめますと、体調不良を理由に退職するのが噓であっても何も問題ありません。

 

嘘の種類が違うだけで、転職経験者の約半分は、会社に対して嘘の理由を伝えて辞めていますから、マイノリティではありません。

 

何なら、普通の手段の一つと言えます。

 

ただし、嘘を貫き通す必要がありますし、他の事との辻褄合わせも必要になりますから、神経は使います。

 

メンタル系の体調不良にしておけば、かなり辻褄合わせ問題は回避できますから、活用してみてください。

 

嘘はつきたくはないと思いますが、時と場合、状況によります。

 

あなたの悩みが少しでも楽になれば幸いです。

 

今回は以上となります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。