こうしたお悩みにお答えします。
接待は、しんどい人にはとてもしんどいですよね。精神的な負担はもちろんですし、仕事としても準備等にかなり時間かかりますからね。
私も幾度となく接待を企画実行してきましたが、もうしんどくて、一番嫌いな仕事と言っても過言ではないです。
やりたくないですよね。
この記事では接待がしんどいと感じるあなたに、その対処法をご紹介していきます。
ちょっと荒療治かもしれませんが、確実に接待との縁を切ることができます。
接待がしんどいと感じるならどうしたらいい?
接待が無い仕事に就く
シンプルかつ極論ですが、接待が無い仕事に就けば良いです。
接待がしんどい、苦痛にもかかわらずやらなければいけないのは、それはとても大変で、精神的にも辛いです。
また、接待は時に毎日続いたり、最悪自腹と言う可能性もありますから、これは辛すぎます。
接待がそんな頻繁に無い仕事でも、しんどいと感じる精神的な負担が大きければ回数が少なくてもそれは苦痛になります。
私自身も接待はしんどいと思うタイプなので、極力やらないようにしましたが、それでもやらないといけない時は、苦痛で仕方ありませんでした。
感じ方は人それぞれなので、少ない回数でもその苦痛レベルが高いならば、思い切って接待と無縁の仕事に就くことをおすすめします。
接待はガマンしてまでするものではない
接待は、ガマンして耐えてまで、するものではないです。
やる必要無いならば、やらなくて全然OKですが、営業という仕事の都合、接待は仕事の一部と言う感じです。
なので、やらざるを得ない、と言う感じです。
接待って、ハッキリ言って、あまり意味が無くて、接待したから何かいいことあるかと言われたら、正直無いです。
後半でも詳しく述べていますが、私自身、接待をしたことで、メリットを享受できたことは一度もありません。
ただ、顧客と時間を共有しただけ、たいして食べれないし、酔っぱらってマトモな話が出来ていないという感じです。
意味がない、時間の無駄なのに、ガマンして接待するって、無駄のフルコンプリートですね。
営業を続けるなら接待しないスタイルで結果を出す
営業に嫌気が指しているあなたですが、営業を続ける、あるいは続けざるを得ない状況であれば、接待をしないスタイルで結果を出すしかありません。
だいたいの場合、契約出来るか出来ないかのタイミングで、「飲みに連れて行って、説得しろ」とか、「飲ませて貸しを作れ」と言う感じで使われるのが接待です。
また、顧客の経営幹部など上層部の人と自社の幹部を飲ませるという事にも接待は使われます。
こうした接待企画は、あなたが接待をしんどいから嫌だと思っていても、上司は、接待は有効な手段だ!!と未だに思っているため、大きなギャップが生じています。
なので、接待は、契約の最後の一押しや、良好な人間関係の構築、と言うものに使われるので、それを接待無しで出来るようにあなたが取り組めば良いのです。
普通にやれます。方法は色々ありますが、ここでは割愛します。
ここで言いたいのは、接待しなくても良い営業とは何か、と言う事ではなく、営業辞めたいと思っているあなたが、その理由の一つとして接待がしんどい事を悩みとして持っている点についてのアドバイスだからです。
接待がしんどいのは何故なのか元営業が分析
ずっと気が抜けない
接待がしんどいのは、気が抜けないからです。
時に顧客は、接待の場であなたを試していることがあります。
立ち振る舞い、行動、言動、などなど、それを見て、あなたの上司などに、「アイツは○○が良くない」とか、色々と苦言を呈したりします。
会社の金とはいえ、何なんだよって思いますよね。
これ実際にありまして、私の会社でのことですが、接待で選定した店がイマイチだったらしく、あとで上司に店選びのクレームが来たとかいう令和の時代に考えられないことが実際に起こっています。
そうしたことはあまり多くないですが、それでも、顧客が接待の間に何を話ししていて、どういう事が決まったか、などは全て覚えておかねばなりません。
酒の席、定時後と言っても接待はビジネスの一環です。
かといって、メモを取ったりすることはできません。
気を張りつつ記憶もしないといけないのです。
2時間以上、気が抜けないのはかなり疲弊します。
しんどいですよね。
飲めない食えない
気が抜けない事に関連するかもですが、接待は、実際は飲めない食えないというのがしんどい要因でもあります。
接待と言えば、「会社の金でうまい飯が食えて、うまい酒が飲める」みたいなイメージありますが、実際はそんなことは無く、味わうヒマなどありません。
時に、そうしたただの食事会みたいなこともありますが、それでも相手は顧客であり、ビジネスの場ですから、知人と飲むみたいな感じでは飲めません。
何より、顧客の相手をしたり、酒の減り具合、料理の出具合等を気を張っていないといけないので、飲む食う余裕がないというのが正確です。
意味ないのにやらなくちゃいけない
先に述べましたが、接待自体あまり意味がないものなのに、やらなくちゃいけないというのがしんどいです。
金は会社っから出るとしても、ストレス溜まるし、神経すり減るし、時間を無駄にするし、さらに、接待をしたところで、例えば案件が増えるとか、契約が増えるとかが無いです。
となると、もはや接待の意味は、ただ営業マンがタダでうまい酒とうまい飯を食いたい欲望を満たすもの、日ごろのストレスを発散するもの、みたいな感じになります。
実際私が、ある案件で、役員の承認を得る最終段階で役員向け接待を企画しろと言われて企画し、上司も参加して、飲ませつつ頭下げてお願いしますって言った結果は、ダメ、でした。
理由は、「投資対効果が出ない」と言う事です。
ぐうの音も出ない理由ですよね。
言い方を変えれば、「接待なんかしてもらったところで判断基準は変わらないよ、当たり前じゃん」と言う感じです。
また、別の例では、競合とどちらが契約するかを争っていて、上司が、接待して土下座してこちらに契約を持ち込め!と言ってきましたが、コロナで出来なかったこともありしませんでしたが、結果、契約を勝ち取ったという事がありました。
こんな感じで、接待は意味がないです。効果が無いです。
でもやらないといけないって言うのがしんどいですね。
準備も含めてめちゃくちゃ大変
接待がしんどいと感じるのは、準備が大変だからです。
接待の当日は、気を張り続けないといけないなど、接待が始まってもしんどいですが、それまでの段取りを考えるのもしんどいのです。
店の手配
店までの案内
顧客の好み把握と対応
上司の参加と予定を加味した移動スケジュール
上司に接待の場で言って欲しいことの事前伝達
終了後の足どうするか(電車?タクシー?タクシーならチケット手配など)
接待費用の承認取得
少なく見積もってもこれくらいあります。
大して意味がない、ただの自己満足に近い、もっと言えばぶっちゃけ意味の無い接待という仕事に多大な時間を費やさねばならないのは、とてもしんどいですね。
接待がしんどいならば取るべき行動はこちら
営業を辞めて別の仕事に就く
接待がしんどいというのが、あなたにとって痛手と言う事であれば、営業を辞めて別の仕事に就くのが良いです。
営業の仕事をしている限り、接待は必ずつきまといます。
顧客との良好な関係を築く
顧客をもてなす
顧客とともに過ごす時間を増やす
上記は全て営業のミッションであり、全て接待が伴うものです。
私が居た営業部門の人たちを見ても、少なくとも週に1回は接待が入っています。この週イチがしんどいのでしたら、かなり致命的なので、営業を辞めて別の仕事が良いです。
異動を申し出る
営業を辞める為の手段にもなりますが、異動を申し出してみてください。
営業ではない部署に異動を申し出るのです。
ただ単に異動したいだけでは会社は拾い上げてくれませんので、何故異動したいのか、どの部署に異動したいのか、をしっかりと固めておきましょう。
そうしないと会社としても、「どの部署で何の仕事をしたいのだ?」と分からないと、異動の候補に挙げることができません。
自己分析や将来の人生設計、キャリアパスを考えてみて、異動申し出をしてみてください。
接待がしんどいくらいで辞めていいのか
接待がしんどいくらいで営業の仕事を辞めて良いのかという風にも思いますが、全然OKと思います。
人はそれぞれ感じ方が違いますし、価値観が違います。食べ物の好き嫌いも人それぞれですから、仕事の好き嫌いもそれぞれです。
だから、恐らくあなたの考えを相談しても、「オイオイ、接待がしんどいくらい、何だよ。会社の金で飯食って酒飲めていいじゃねえかよ」って言うリターンが来ます。
自分のモノサシでしか測れないですから、あなたのモノサシで良いのです。
私はあなたの気持ち分かりますよ。接待はしんどいので大嫌いでしたし、いかにして接待をやらないかということにかなりパワーかけてました(笑)。
先に述べたように、準備大変だし、ずっと気を使って神経すり減って結局殆ど飲めず食えずで、時間が過ぎる感じです。
それでいて、特に役に立たないというか、それで交渉が優位になる訳でもなく、高値で買ってくれる訳でもありません。
しんどいし、意味がないので、そんな理由で辞めるのは全く問題ありません。
まとめ:接待がしんどい
まとめますと、接待がしんどいのであれば、何かしらの手段を使って営業を辞めて別の仕事に就きましょう。
転職でも異動でも何でもOKです。
営業と言う今の仕事を続ける以上、接待は仕事のひとつとなります。逃げ場がありません。逃げていても上司の指示が来れば、結局、企画開催をしなくてはなりません。
少なくとも週1回くらいが接待頻度としてあり得ますので、しんどいことが毎週1回もあるのは萎えますよね。
たかがそんな理由で、という周囲の意見は無視して、あなたのモノサシ・尺度で測ってOKですので、しんどい接待から逃げきる手段を行使してください。
接待の無い仕事、楽ですよ。めんどくさい事も気遣いも要らないので、最高です。
是非、こちらの世界にお越しください。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。