営業を辞めよう

営業からマーケティングにキャリアチェンジして感じた良い事悪い事

営業からマーケティングにキャリアチェンジして、良かった事悪かった事を知りたい。リアルな声が聞きたいなあ。

 

こうした疑問にお答えします。

 

私自身が、営業からマーケティングにキャリアチェンジした超本人なので、詳しくご紹介していきます。

 

ポイントは、良い点、悪い点、両方ともあるということです。

 

清濁併せ吞むという言葉がありますが、良い事ばかりは、なかなかないので、どこまであなたが飲み込めるか、天秤にかけたときにどうか、と言う点が重要です。

 

では行きましょう。

 

営業からマーケティングにキャリアチェンジして良かった事

営業の経験がめちゃ活かせる

マーケティングの仕事は、営業の経験とても活かせるという点です。

 

例えば以下です。

 

営業が求めている事を実践でき、役に立てる

 

現場の”肌感”が分かり机上の空論ではなく現実的な目線で仕事が出来る

 

メンバーから、営業はどう考える?と知見を頼りにされる

 

こんな感じです。

 

マーケティングの仕事をする人は、実際に、営業の経験をしたことのある人が多い訳ではありません。

 

私が今居る部署でも、営業経験者は、2割くらいしかいません。

 

 

そのため、最前線で汗をかいている営業の事や、その大変さを理解しないような施策を打ちだしたりします。

 

そうなると、営業にとってマーケティングは、ただの足かせにしかなりません。

 

しかし、営業の経験があれば、そうした足かせになることは無く、ニーズを分かった上での策を打ち出すことができます。

 

もちろん、施策によっては営業に負担を強いることになりますが、それも、なせその策が有効なのか、営業に負担をかけてまでやるべきことなのか、等を理解した上での施策なので、信頼性が増します。

 

これはキャリアチェンジして非常に良かったと思う点です。

 

 

 

顧客対応のストレスが無い

何より、顧客対応のストレスが無いのが、マーケティングになってよかったことです。

 

私が新卒のころから営業をやりたくなくて全く志望しなかったのは、この顧客対応が嫌でやりたくないからでした。

 

学生時代、家電量販店で、営業のバイトをしたのですが、嫌すぎて時給が高かったのにすぐ辞めました。

 

売り込みと言う行動自体が自分に向いていないのです。

 

また、顧客と良い人間関係を作るのも自分に向いていないのです。

 

私は、結構人の好き嫌いや、性格・相性などの合う合わないが結構直感的に決まる(決めてしまう)タイプなので、、合わない人は、もうとことん合わなくて、話も弾まなければ、会話するのもストレスくらいに感じます。

 

営業は、売り込み&顧客との人間関係を作るというのが仕事と言っても過言ではないので、私にとっては二重苦で、とてもストレスでした。

 

だから、その顧客対応が無くなったため、日々感じるストレスは無くなり、とても良い感じです。

 

 

 

目標が達成しやすくマイナス評価を得にくい

マーケティングは営業と異なり、目標達成がしやすく、マイナス評価を得ることがあまり無いです。

 

営業は、評価は殆どが売上ノルマです。

 

直近の私だと、半期の売上ノルマに関する点が80%割、来季の案件積み上げが20%と、実質的に全てが売上ノルマに関するものです。

 

しかも、達成してようやく普通の評価、大幅達成でボーナスアップと言った感じです。逆に言えば、未達なら評価ダウンでボーナスや今後の昇給や昇格にも影響します。

 

いわば定量評価の極限ですね。売上ノルマ達成が全て、と言う感じです。

 

しかも、これが毎年どんどん増えていくのですから、地獄です。

 

しかし、マーケティングはそうした定量評価することが難しいです。

 

もちろんゼロではないですが、割合的にはとても少なく、私の場合は全体の20%が、定量評価です。

 

あとの80%は定性評価と言って、数字では示せない目標です。

 

〇〇が出来ている事、と言う感じで、例えば、プロモーションプランが出来ている事、と言う感じです。

 

期限までに作り終える必要はありますが、未達成評価になるようなところまでしか作れません、と言ったケースは無いです。

 

また、定量評価も、営業は個人の成績なので、個人で売上ノルマ達成のために売上を稼ぐ必要がありますが、マーケティングの場合は全営業の売上ノルマの集計なので、言ってみれば誰かが勝手に売上を稼いでくれているみたいになります。

 

個人でひたすら足で稼ぐ営業とは異なりますね。

 

評価に優しいのがマーケティングの良い所です。

 

 

 

プライベートの時間が十分確保できる

マーケティングの仕事をしてから、プライベートの時間が十分確保できるようになりました。

 

定時でサクッと終わるという事ではなく、急な依頼が無い、トラブルが無い、接待も要らない、リモートワークなので社内の飲み会なんかも行かなくて良いという感じです。

 

営業は、顧客最優先、プロジェクト最優先なので、定時後であってもバンバン打合せが入りますし、夕方依頼が来て明日午前納期、なんてことがしょっちゅうです。

 

顧客も、営業が定時で終わりなんてありえねえみたいな考え方を、未だに持っていますから、プライベートは削られます。

 

マーケティングの仕事はそういった事は無く、定時でサクッと終われる日も多いです。

 

心身に良い仕事ですね。

 

 

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営業からマーケティングにキャリアチェンジして悪く感じたこと

営業に比べて絶対楽になるという訳ではない

営業からマーケティングにキャリアチェンジできても、絶対営業よりも楽になる訳ではないという事は覚えておきましょう。

 

もちろん、今感じているストレスが無くなりますから、楽になったと感じるのかもしれません。

 

しかし、やるべきことはやらないといけませんし、求められる成果も、もちろんあります。

 

ノホホンと仕事出来るとは限りません。

 

とはいえ、私が実際にマーケティングの仕事をし始めて思うことは、接待とか交渉など、ストレスに感じていた事や、嫌だな楽しくないなと感じていたことが全て無くたったので、精神的にはとても楽です。

 

 

 

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地味な仕事や雑務も多い

地味な仕事、表に出ない仕事、雑務のような仕事も多いのがマーケティングの仕事です。

 

営業は、大型案件の契約など華やかですし、それによって表彰されるという事もあります。

 

私が以前居た会社は営業が花形部署で出世する人も営業出身でしたし、今居る会社は営業の発言が一番強い、と言う感じで、営業の強さと言うのは際立ちます。

 

それに反し、マーケティングの仕事は地味で、縁の下の力持ちと言った感じです。

 

営業が売りやすく、動きやすく、時間をロスしないために、陰で色々とやります。

 

雑務のようなこともあります。

 

このセールス資料どこにありますか?

 

〇〇の事例が欲しいんですけどありますか?

 

このデータまとめておいてくれますか?

 

このような雑務も依頼されるケースが多いです。

 

目立ちたいという人には向いていない仕事ですね。

 

 

 

 

幹部への道は閉ざされるかも

一概に言えませんが、幹部クラスや役員クラスへの道は閉ざされるかもしれません。

 

営業畑のトップ、技術畑のトップ、と言う感じの人が、役員に登り詰めるケースが多いです。

 

実際私の会社では、営業畑を歩んできた人で、かつ、いくつかの部門を渡り歩いてきた人が、役員以上になるケースが多いです。

 

酸いも甘いも、そして色々なビジネスモデルを経験しているからです。

 

完全に閉ざされるとは言い切れませんが、可能性としては低くなると言えます。

 

重要なことは、マーケティングにキャリアチェンジする事が、あなたの人生の幸福度を上げることにつながるかどうかです。

 

私は常にその視点を重視しています。

 

部長や役員になれば給料はグンと増えますが、その分責任も増えますし、仕事も圧倒的に増えます。

 

部長や役員のスケジュールを見てみると、分刻みで次々にスケジュールが入っていて、見るだけでおかしくなりそうです。

 

マーケティングが落ちこぼれと言う事はありません。あなたの価値観、人生設計に合っているかどうか、で判断すれば良いです。

 

 

 

 

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まとめ

まとめますと営業からマーケティングにキャリアチェンジしたことで、良かった事も悪かった事も、どちらもあります。

 

どんな仕事でも、サラリーマンである限り、良い事悪い事、あります。

 

ポイントは、あなたの価値観や何に重きを置くか、と言うことです。

 

この記事でご紹介した、悪く感じた事が、あなたにとって、営業の仕事で辛く嫌な思いをするよりも楽だと感じるなら、それは何も間違っていません。

 

正しい選択です。

 

見極めた上で、キャリアチェンジしましょう。

 

失敗しても、また盛り返せばいいし、盛り返せるので、不安もありますが、グッと前進しましょう。

 

今回は以上となります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。